第64話霊力…罪の力と似てね?
今話はほぼほぼスキル説明回なのをご了承を…スキルの説明を書いただけで1話分の文字数になるとは思わなかったんです…
これも全部今までと毛色が違いすぎる黄泉ノ龍と霊力のせいって事でお願いします。
て事で本編へどぞ〜
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ステータスで色々変わったものがあるが、とりあえずそれぞれを鑑定して行こうと思う。
まずは【死式鑑定】、
【死式鑑定】
霊力が混じり、変質した鑑定スキル。
レベル差による鑑定阻害が無くなり、隠蔽すらも貫通して鑑定をするスキルへと変化した。
なお大罪・美徳・神格による隠蔽の看破は不可。
これは…レベル差による鑑定不可が無くなったと思えば良いのだろうか?だけど最近は罪化鑑定を使っていたから正直あんまり変わらない気がする。
もし罪の力が無ければかなり有用だったのかもしれない…そもそも鑑定自体が有能だからちょっと使い勝手が良くなるだけでも充分ありがたいものだ。
次は言語理解…これは一度見聞きした言語を話す事も書く事も読む事も出来るようになるって感じらしい。
人の街に行った時に活躍するかも?
次は死域支配、
【死域支配】
霊力に満ちた自身を中心とした一定範囲の空間を支配するスキル。
支配空間内では空間内にて起こる事象の把握が可能となる。また、一部スキルの制限が解除される。
霊力が霧散すると支配は解ける。
これはルミナ戦でやった冷気による空間支配…それを霊力で出来るという事だろう。
混沌の権能をフルで使ってやっと出来たあの空間支配をこのスキルで出来ると思ったら結構複雑な気分だが、魔力結界を持ってなくて再現できない俺からしたらありがたいスキルだ。
次の霊体化/実体化だが、利便性が割とある。
内容はそのまま霊体…つまり非物質の存在と実体を持つ存在の切り替えができるのだが、霊体が結構便利だ。
まず霊体についてなのだが、常に浮いてるし重力の影響を受けないのだ。つまり空中も地中も泳ぐ様に移動出来るし、すり抜けることもできる。
だがもちろんデメリットがあって、物理に関する事は全てすり抜けるし触れないのだ。ステータスの攻撃力と防御力が『—』表示なのも頷ける。
だがそんなデメリットなんてあんまり気にならない…なにせ実体と霊体の切り替えにあんまりラグが無いのだ。
霊体で物理攻撃を避けた後に即座に実体化して殴るなんて芸当もできる。
そんな攻防と移動が合わさったスキルの次は霊魔変換。
【霊魔変換】
霊力→魔力、魔力→霊力へと変換するスキル。
現世では霊力を生み出すため、黄泉では魔力を生み出す為のスキルであり、現世と黄泉のスキルを同時所有する存在にとって必須のスキル。
これがないと今の【黄泉ノ龍】となって覚えたスキルが全部使えないと言う事だ。
死式鑑定はただの鑑定に、死域支配は支配不可に、霊体化と実体化は強制実体化させられて霊体化不可と言った感じだ。
もしこの霊魔変換が封印でもされてしまえば俺はこの進化を選んだ意味が無くなってしまうだろう…用心せねば。
次の死生判別のスキルなのだが、ただただ死んでるか生きてるかが即座に分かるだけらしい。
多分黄泉で生者と死者を見分けるためのスキルなのだろうが…まぁ、現世で過ごしている以上あんま関係なさそうだ。
そして次はこの【黄泉ノ龍】の代表スキルだと思ってる霊力行使、
【霊力行使】
黄泉に満ちる霊力を扱う為のスキル。
霊力単体で魔法的な扱い方もあれば、他スキルと合わせる扱い方などと、霊力の使用方法は多義に渡る。
この霊力行使なのだが、感覚的には大罪に近いのだ。霊力単体でも使えるが、他のスキルの補助に回せると言った感じで使用方法は大罪に近い。
そしてこの霊力での攻撃なのだが、実体や魔力のない黄泉のスキルである為か、実は防御力や魔法耐性を貫通するのだ。
この霊力の威力を減少させる事が出来るのは魔法抵抗力か、全属性共通耐性ぐらいらしい。
スキルに霊力を乗せる…言わば霊化は、この特性と+αによって変化したスキルになるらしい。
ただこのスキルにもデメリットはある…それは魔力消費が凄いのだ。
まずこの霊力行使は魔力で扱うのだが、そもそも現世に存在しない霊力も自身の魔力から変換する必要があり、また霊化や死域支配の霊力維持にも全て継続的に霊力と魔力が喰われるため非常に燃費が悪い。
本来は黄泉に満ちる霊力を扱うが故に消費するのは霊力行使に使う魔力程度なのだろうが、霊力の無い現世では必要な霊力も全て魔力でカバーするのだから燃費が悪いのだ。
もし罪の力を霊力に変化させれればこんな事は気にしなくて良いのだがそれは出来ないらしい。
やはり罪や美徳は普通のスキルとは何かが違うらしい。霊力も普通のスキルとは違う感じだが、また別のベクトルで違うと言う事だろうか。
他のスキルや称号に関しては、
【即死耐性】、リアが放った様な即死を付与する様な技に耐性が付く。
【魂縛耐性】、魂を縛って行動阻害を起こさせる技に耐性がつく。
【全属性共通耐性】、単体の属性耐性にかなり劣る代わりに全ての属性に対しての耐性を獲得する。
【黄泉帰ル魂】、一度死してなお、蘇り生きてる魂が明確に死を認識する事によって生まれる称号。
【不老種】、寿命が無くなった者に送られる称号。
【???の霊印】、*神格者の干渉により情報開示が不可となっている。
と言う感じだ。この中で非常に興味がそそられるのは【全属性共通耐性】と【不老者】だろうか。
単体の耐性には劣ると言えど、全属性のカバーが出来るのはかなり良い。今までは耐性の無い属性に対してはひたすらに無防備だったからこう言うのはありがたいのだ。
そして不老者は歳を取らなくなったと言う事だろう…歳を取らないと言うのは正直あんまり実感は沸いてない。何せまずこの世界に生まれてから日が浅いのだから。
今後何か変わるかもしれないが今気にしても仕方がないのでステータスの変わった所の確認も済んだので霊印の示す場所に向かいながらスキルを試してみようと思う。
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