第6話次なる進化先、そして怠惰と魂


さて、レッサーアイスドラゴンのついてだ。


大体はレッサードラゴンと同じだろう。


そして魅力的なのは氷属性の「魔法」だ。


今まで、と言っても生まれて24時間(日本感覚)も経ってはいないがその間に身につけた遠距離能力はブレスのみ。

そのブレスもほぼほぼ中近距離と言っても間違いない。


ここで氷魔法が使えれば安全性はかなり上がるだろう。


だが、これは正統進化であり多分だが今後でもこの系統への進化は出来ると思う。

故に次に考える【怠惰ノ幼龍】だ。


怠惰…7大罪の怠惰だろうと思われる。


とりあえず怠惰について鑑定してみる。


【怠惰】

必要な事以外はなまけて、極力力を振るわない者が持つ称号であり能力。


これを持つ者は必要以上に怠けてしまい、常に気怠げな雰囲気を纏う状態異常:怠惰が常時付与される。


対抗策として魔法による活力UP系の物や、珍しいケースで【魂系の称号】でレジストできる。



(うん、前世の怠惰の概念と大体あってるっぽいな)


称号であり能力、非常に気になるところではあるが状態異常が気になる。

怠惰の状態異常…なんだろうかダウナー系にでもなるのだろうか?とは思ったが多分その比ではないと思う。


しかし「【魂系の称号】でレジストできる」と言うのが気になる。


(もしかしたら異世界の魂でレジスト可能…?魂系の称号を鑑定)


【魂系の称号】

非常に希少な称号、世界に数人いるレベルの希少性である。


だが種類は様々であり勇者・魔王・獣王・英雄・覇王・王者・女帝・聖者(聖女)の魂などがある。


見つかり次第勇者は人族に、獣王は亜人族に、魔王は魔族に手厚く保護をされる。

そしてこの三種の称号はそれぞれの種族のみに発現する。


他の魂系の称号は全ての種族に発現する事がある。


また、異世界/神の魂称号は御伽話でしか存在していないがれっきとした魂系の称号である。


しかし異世界の魂は遥か昔の勇者召喚、神の魂は神話の話でしか記されていない。



(…魂系の称号めっちゃ希少じゃねぇか!)


思った以上に希少だった…しかも自身が持ってる異世界は更に希少だった。


(しかしこれで怠惰の状態異常は称号でレジスト出来ることは分かった。ならば怠惰ノ幼龍一択だな!)


今後この怠惰系統の進化が出るとは考えにくい。

もしかしたらこの巣から一切出ずに成長出来れば怠惰の選択肢は出て来るだろう。


(だが俺は強くなりたい、こちらから敵を探して倒さないといけないだろう…それに食料の問題もある)


ならば今のうちにその特殊進化を得た方が良いだろう。


そして最後の選択肢、堕ちたレッサードラゴン。

これはまぁ無しなのは変わらない。

だが一応状態異常:精神異常の要素も鑑定しておこう。


【状態異常:精神異常】

あらゆる物事に嫉妬し、憎しみを持ち続けてしまう事によって陥る状態異常。

側から見れば狂人の様な行動を起こしてしまうが本人は至って正常だと判断してしまう。


レジスト方法は精神耐性lv50で完全レジスト、鎮静の魔法による一時的なレジストがある。



(選ばなくて良かったぁ!何この状態異常、正常だと思うながら狂人行動起こすとかめっちゃ嫌だわ…なったとしても耐性手に入れるまでだな、うん)


とりあえず安堵した所で、進化先を決めようか。


今回の進化先は…

(怠惰ノ幼龍一択だな!)

そして進化が開始され…なかった。


…?


(なんで進化しないんだ?)


少し待っていると急にステータス画面の様に網膜投影らしき方法でとある文面が表示された。

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怠惰ノ幼龍への進化が確定しました。

怠惰ノ幼龍の進化に伴い、2度による堕ちた進化を破棄されたことにより称号【幼き放逐者】の能力変換が認められました。

能力を変換しますか?

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(なんだこれ…堕ちた進化の破棄はしたが、称号の能力化?そんな事が出来るのか?)


確かに称号でレジストと言う概念がある事から能力を含んでる事が分かるが能力化なんてのがあるのか


そして変換称号は今要らないと思ってる【幼き放逐者】経験値になってくれた恩はあるが堕ちた進化先の表示は正直要らない。


ならば変換するのみでしょう!


(称号【幼き放逐者】の能力変換をします!)

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確認されました。

称号の能力化を行います。

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そして進化が始まる。


幼龍の進化に伴い、世界の様々な所で騒ぎが起こるのであった。


その要因の一つは大罪である怠惰、そしてもう一つは幼き放逐者の変換能力であった。



------------

【世界の理】

【怠惰ノ権能】を感知しました。

これは世界の各種重要施設に通知されます。


【??ノ権能】を感知しました。

これは世界の各種重要施設に通知されます。

------------


そして進化が終わる…

(さて、ステータスでも----うぐッ…!)


(『怠い…あぁ怠い…!何故動かねばならんのだ…怠い怠い怠いダルいダルい!ダルい!!!』)

(『だがズルい…あの白龍の様な力、欲しい、あァホシイ!俺にもあの力が欲しい!あの力が欲しい、ズルい!憎い!』)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あとがき…と言うか現状の怠惰ノ幼龍のステータスをどうぞ。


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種族:怠惰ノ幼龍

名前:未設定

lv:20/65

状態異常:怠惰・??

体力:53/63

魔力:50/66

攻撃力:44

防御力:89

魔法抵抗力:135


スキル

鑑定 言語翻訳 取得経験値量増加 氷ブレス(微) 爪牙技lv4 鱗強化lv5 怠惰ノ権能lv3 ??の権能lv1


耐性

氷耐性lv4 物理耐性lv3 魔法耐性lv1


称号

異世界の魂 突然変異 怠惰に成りし者 ??に溺れし者

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さて、今後この龍はどうなるのでしょうかねぇ。

ちなみにビジュアルですが自分が考えてるのは白龍はモン◯ンのムフェト◯ーヴァを白く美しくした感じでブルースライムベビーは転ス◯のスライムをちっちゃくした感じです。こう、手のひらサイズ的な感じ。

ちなみに主人公の龍はちゃんと白龍の子という事にしてるので骨格はほぼ同じです。

もしかしたら今後進化で変わるかもだけど。

はい、という事で次回は世界の各々の視点を表示します。

例により処女作故人物描写キツいかも…主人公と魔物だけならなんとか行けそうではあるんだけどねぇ…でも他視点は欲しい…

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