「十四年後の告白」

逃げた

知ってしまったから

打ち明けなかった

つかれたから

それよりも

なによりも

結局わからなかったから

愛するということが

君の幸せというものが

いったいなんなのか

君のいる世界から消えた

君と過ごした日々

君との思い出

いずれ氷のように

なにもなかったかのように

溶けて

なくなっていく

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