第3話 飼い主アルアル 第3話

猫飼い主アルアル 3


猫が呼んだら来る時がある

それはオヤツの時

呼んだら来てくれた事が嬉しくて

「家の猫呼んだら来るの」と

話しを盛ってしまう

さも毎回来るかのように


ある日猫が玄関で待っていた

「待っててくれたの!」と感動する

猫から言わせれば、たまたま通りすがりだったのかもしれない


猫が窓を見てる

一緒に見てみる

獲物を探す

「居たよ!あそこあそこ!」

と隣を見たら猫もう居ない


猫が気に入った猫じゃらしを

嬉しくなって

追加で何本も購入する

猫飽きる

タンスの肥やしになる


猫がこっちを見て鳴いてる

旦那も隣にいるが

夫婦間に火花が走る

呼ばれてるのは私に違いないと

頑なに譲らない 


猫のヒゲが落ちてる

拾う

集める

密かなコレクションに顔がニヤつく


猫グッズを見つけると

自分の家の猫に似てるのを探す

見つけたら

速攻で買う


お留守番が長かった日

猫に「寂しかったでしょ〜!

ごめんね〜!」

と言うが

寂しかったのは飼い主の方だ!

間違いない 笑っ


そして今日も私は

猫にもて弄ばれてることに気づかない振りをして

猫達は私の事が大好きだと

頑なに信じている


猫可愛いすぎる


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猫飼い主アルアル ucioriko @uminori

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