第4話 ワタシ小動物だった?
すごく遠くまで飛んでたのに、上昇して、方向転換までしてまたこちらへ向かってくる。
何気に周りを見回すけれど、他に動く生き物はいない。
動いているのは周りの草と、多分風で揺れてる蒼い花のワタシだけ…
えっ?鳥って花食べたっけ?花の蜜を吸う蜜鳥って鳥は聞いたことがあるけど。
今やってくる鳥は、鳥は鳥でも肉食っぽいというか、鷹とか鳶とかどちらかというと猛禽類ぽい。
それに襲い方も小動物を狩る勢いだし。
もしかして、風に揺れてる花を小動物と見間違えてる?目が悪いのかな?
けれど、予想に反して、ワタシの頭上まで来ると旋回を始める鳥っぽい生き物。
何故に鳥っぽいかというと、足が3本あったから。
後、額に紅いルビーみたいな石が嵌まってる。
もうワタシを狙ってるのは間違いないようだ。
実はワタシ、花の形をした小動物なんだろうか?
目覚めたばかりだから、回避の仕方とかわからないし、花だったら何か効能のある花粉を飛ばすとか…出し方も飛ばし方もわからん(笑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます