第13話 へびつかい座の見えない星
春の星座であるへびつかい座の中にはシリウスより近く(8.9光年)に有りながら全く輝いていないので名前もなかった天体が存在する。
地球からの距離は5.9光年。こんなにも近いのに明るさが9.5等星。殆ど光っていない星で、現在の名前はバーナード星という天体だ。
この星を見かけた理由も本当に偶然だった。
それは1916年、アメリカの天文学者エドワード・エマーソン・バーナード博士が1894年と、その年1916年の写真乾板を見比べた時、その天体が移動していることが判明したのだ。
どうして移動してるのかというと、その天体自体が激しく動いていた。
更に距離が近い事も判明したのだ。
その博士の名前をいただき、バーナード星となったのだそうだ。
どうしてこんなに暗い星なのかと言うと、このバーナード星は既に赤色矮星なのだそうだ。要するに燃えかすの星なのである。
ちなみに今は激しい固有運動をしながら太陽に近づいているそうだ。
3.5光年まで近づくらしい。
このバーナード星は割と多くの創作に登場しており、特に宇宙戦艦ヤマトの3番目では、ボラー連邦が放ったミサイルの流れ弾が太陽に当たり、太陽が異状をきたした為、バーナード星に移住出来ないか調査に向かう話も有る。
暗くて見えない星ではあるが話題性は満載だ。
無駄知識詰め合わせ ココチュ @kokochu
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