第12話 北斗七星の色々④

 大熊座α『ドゥベ』と、大熊座β『メラク』。柄杓の頭の先端この両者が織り成す直線をドゥベ方向に伸ばすと北極星(正式名称小熊座α『ポラリス』)である。ちなみにβメラク方向に伸ばすとやがて春の暁星『レグルス』に当たるそうだ。

 はぁ。知りませんでしたね。


 さて。このドゥベとメラクはいつまでも天の北極を指し示す星で居られる訳ではない。何故かと言うと北極星ポラリスが地球の歳差運動という働きにより、北極星が天の北極を指し示す位置にならなくなるからだ。


 歳差運動というのはコマ回しを思い浮かべて欲しい。軸がぶれているとき回る方向に軸の頭も回転しているだろう。

 その現象は地球にも適用されているのである。


 ちなみに本や調べる先によって変わってくるが、3000年前は天の北極を指し示す星は竜座αアルファ『ツバン』という星だったそうだ。4等星の暗い星だが、それが北を測る星だったのだ。

 現在は北極星になっているが、8000年後には白鳥座の『デネブ』という星になるらしい。

 有名ですよね。夏の大三角の一角です。

 

 その頃ドゥベとメラクは北極星ではなく小熊座αを指し示す星になるのでしょう。

 その頃小熊座αってポラリスから別の名前になるのでしょうが、今のところ何とも言えませんね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る