第11話 北斗七星の色々③
星の名前はギリシャ語由来なのが一番多い。ちなみにその後はかつて世界最強皇国・ローマ帝国が使っていたラテン語、更に天文学が伝わる通り道になった地域の言語アラビア語、そして天文学発祥の地であるペルシャ語と続きます。
で、北斗七星の柄のお尻の星。これがペルシャ語由来の名前なのである。
その名前は『ベントナッシュ』
意味は『棺に寄り添う女の長』という意味だ。
ペルシャでは北斗七星の掬う所を棺に、そしてそれを先導する3人の人と見立てて物語を紡いだ訳である。
星の繋ぎ方は一つではないのである。
ちなみに朝鮮にも北斗七星を見た物語は有る。
掬う部分を『傾いた家』柄の遠い星が『逃げる大工さん』『追いかける兄』『追いかける父』という見立てをした。
どうも朝鮮半島では傾いた家、多かったみたいね。
この追いかけっこ、東南アジア界隈ではよく見かける星の物語である。どうして朝鮮半島だけそこから物語を引っ張ってきたのだろう?
案外星の物語から伝承の流れ傾とか何か分かるかも知れない。面倒臭いからやらないが、誰かやってみる気ない?
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