第9話 北斗七星の色々①

 北斗七星とは中国の言い方だ。

 ちなみに日本では柄杓座、現在の星座では大熊座の一部である。


 この中国の呼び名がたまに聞かれるのは他には北極星。たまに古い言い回しで北振という呼び名もある。

 

 あら余談すみません。

 さて大熊座はこの北斗七星が目立つだけにこれだけが有名になった。

 いや、この部分が星座が決まる前から注目を集めすぎたのだ。

 北極星ポラリスを指し示す星の並びであり、独特かつ目立つデザイン。かくして沢山の伝承がある。


 ちなみに北極星を指すのに必要な大熊座αドゥベより、αβと記号がついているが、本来明るさ順に付ける所を並び順についている。

 北斗七星の目立ちっぷりが分かる話である。

 北斗七星を構成する殆どの星が地球から100光年以上離れており、εイプシロンアリオトは88光年なのだそうだ。

 ちなみにそのお陰か北斗七星で一番明るい星である。


 この星の名付けをしていた人の中にラカイユという人物がいた。彼は名付けが割と大雑把で、ちょくちょく明るい星からではなく並び順などで付けていたようである。

 まあこればかりは分かりやすさを優先して欲しいものですね。

 

 


 

 

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