第2話 冬の星座 プロキオン

 冬の大三角のもう1つはこいぬ座αプロキオンである。その意味は『先駆ける犬』であり、まさしくワンコの星座としてマッチした名前だ。

 この星も充分明るいのだが、その距離は11.5光年。この星も大宇宙から見れば地球のご近所さんだ。


 ところでこの星にはおかしな話がある。

 アニメ『巨人の星』で、父一徹が指した星がこのプロキオンだと言うのだ。

 一徹の服装と指差す角度からプロキオンが割り出されて来ちゃうそうだ。

 実際どうだったのだろう?


 ちなみにペナントレース時に冬の星であるプロキオンは上がらない。

 上がるのは日本シリーズの夜遅くであり、そしてしっかり見えるのは宮崎キャンプの頃である。

 ちょーっとタイミング悪くないかなぁ?一徹さん。


 実はプロキオンとシリウスはセットで『宇宙戦艦ヤマトⅡ』の白色彗星軍の艦隊が、やって来る方角であり『シリウス・プロキオン方面軍』と、地球側が呼んでいた。


 ヒトの感覚だとやけにスカスカな気もするが、宇宙から地球を目指すなら、割と遠くでも分かるだろうプロキオンを目印に、そこからピカピカ光るシリウスや太陽を探してみるだろうなとか思わされる。


 ちなみに宇宙戦艦ヤマトのシリーズは太陽系や近隣の恒星についての説明は思いの外しっかりしている。

 古いアニメとバカには出来ないのである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る