マントを忘れただけなのに ファイナル シンキング ゲーム(解答編)
詰め
目を閉じていたジェラルドは突如として剣を抜いた。
「――ジョセフィーヌ。配信は復旧できそうか?」
「難しそうでス……ウンともスンとも言いませン!」
「仕方ない。
なら、ひとまずお前に解答を見てもらうとするか」
ジェラルドの言葉に、ジョセフィーヌは目を丸くした。
「お義兄さン、詰め
ジェラルドは得意げに指を鳴らす。
「これはミルストンの作った問題だ。あいつの思考を追ってみれば容易い……そう考えれば、いかにも戦術家を気取るミルストンの考えそうなカードの取り回しだった。おそらくは対・アスマ戦を想定した戦術を詰め
「それは……どういうコトでス?」
「論より証拠だ。今から見せてやる。
……
「はイ!」
フィルムがセットされた魔道具を向けると、ジョセフィーヌは親指を立てた。
ジェラルドは頷く。
「それでは、解答編の始まりだ」
フィールドに展開された詰め
【勝利条件:このターン中に対戦相手に勝利せよ!】
先攻:Enemy
メインサークル:
《不落英魂モータルゴッズ》
BP1500
後攻:You
メインサークル:
《背水英魂トリーズンスター》
BP1000
手札:
《背水英魂トリーズンスター》
《
《
《アンナチュラル・コンプレックス》
備考:
Enemyのデッキの残りカード枚数は10枚。
まず、ジェラルドは手札にある四枚のカードを眺めた。
二枚のスピリットカードに、二枚のスペルカード。
その中から一枚のカードを手に取る――。
「水属性専用
《
☆☆☆
「
共鳴条件は《
天地逆転の系統樹がユーアの背後に出現した。
スピリットを合成して新たなカードを生み出す
ウルカ様のお家芸――まさか、自分がその技を使うことになるとは!
額を流れる汗。
蒸し暑い夏の夜の気候によるものではない。
この汗は
ユーアは二枚のカードを系統樹にセットする。
手札の《
フィールドの《背水英魂トリーズンスター》。
火と水の二種のエレメントが交わりて、フィールドに出現するのは――空間の狭間に潜航し、次元の海を渡る驚異の生物兵器だ!
「
《爆水潜艦ゼノサイド・デストロイヤー》!」
先攻:Enemy
メインサークル:
《不落英魂モータルゴッズ》
BP1500
後攻:You
メインサークル:
《爆水潜艦ゼノサイド・デストロイヤー》
BP4500
全身に機械じみた兵装をまとう巨大な蛇が出現した。
肉体のエーテル化を可能とした生けるステルス兵器!
その実態は常に現実と非現実の狭間を明滅している。
ハッキリと見えるのは赤く光るバイザー状の目だけだ。
「ゼノサイド・デストロイヤー……。
ミルストンさんの誇る最強のエースです!」
だが――。
と、ユーアの解法を見守るアスマが口を挟む。
「たしかにそのスピリットは、この盤面で呼び出すことができる最強戦力だね。しかし――僕は言ったはずだよ。ゼノサイド・デストロイヤーのデッキ破壊能力では、詰め
「はい。それが私へのヒントだったんですよね?」
「……あからさま過ぎたかな?」
アスマは頬をかいた。ユーアは微笑む。
「アスマ王子のヒントが無ければ、
解けなかったかもですっ!」
----------------------------------
「そういうことさ。デッキ破壊では届かない。
なら、どうやって勝利する?」
----------------------------------
「アスマ王子が否定したのは、あくまで「ゼノサイド・デストロイヤーのデッキ破壊による勝利」だけ。「ゼノサイド・デストロイヤーで攻撃する」――という方法については否定しませんでした。つまり、こうすれば良かったんですね……」
ユーアは続けて、手札からスペルカードを発動した。
「発動します――
《アンナチュラル・コンプレックス》!」
☆☆☆
スピリットの「個性」を奪う呪文、
《アンナチュラル・コンプレックス》。
フィールド全体にスペルがかけられたことで――。
先攻:Enemy
メインサークル:
《不落英魂モータルゴッズ》
【効果無効:【鉄壁】喪失!】
BP1500
後攻:You
メインサークル:
《爆水潜艦ゼノサイド・デストロイヤー》
【効果無効:「デッキ破壊能力」喪失!】
BP4500
「にひひ。これでおたがいのスピリットの効果はぜんぶ”むこう”!つまりつまり、相手のモータルゴッズが【鉄壁】をつかえなくなっただけじゃなくって……こっちのゼノサイド・デストロイヤーの効果も”むこう”になったっていうこと!」
エルはカードのテキストを示した。
《爆水潜艦ゼノサイド・デストロイヤー》
種別:ユニゾン・スピリット
エレメント:水
タイプ:エレメンタル
BP4500
共鳴条件:
《
効果:
このカードは効果の対象にはならない。
素材となった水のエレメントを持つスピリットの数だけ攻撃できる。
このスピリットが攻撃するとき、攻撃対象が相手のメインサークルである場合、戦闘ダメージを与える代わりに相手のデッキのカードを上から5枚ゲームから取り除く。(5枚未満の場合は全て取り除く)
「ゼノサイド・デストロイヤーの効果は”ゆうよう”ばかりじゃないよねっ。つよいBPの”だいしょう”として、ぜったいにダメージをあたえることができないできない♪でもでも《アンナチュラル・コンプレックス》で効果をけすことができれば――」
エルの説明を受けて、ドネイトも得心した。
「――効果が無効となったゼノサイド・デストロイヤーは……相手プレイヤーを攻撃して、ダメージを与えることが、できるように……なるわけですか」
【『スピリット・キャスターズ』における勝利条件】
・スピリットの攻撃で対戦相手のライフコアを砕く
・対戦相手のデッキを0枚にしてカードを引けなくする
・対戦相手が
・自身が特殊勝利条件を満たす
・対戦相手が特殊敗北条件を満たす
「【スピリットの攻撃で対戦相手のライフコアを砕く】……。効果を無効にすることで、ゼノサイド・デストロイヤーを……ライフコアを砕くための「戦力」として換算できる……ようになる、と……。これは……相手のモータルゴッズの【鉄壁】を無効にする手段との、一石二鳥……というわけですね?流石です、エル嬢」
「ありがとね!もっと、ほめてほめて?」
「もっと、ですか……承知、しました」
ドネイトはエルの両脇に手を入れると、そのままサッと持ち上げた。
突然の行動に、エルは困惑する。
「……へっ?」
「高い、高い……これで、いかがでしょうか?」
「う〜〜!」
ぽかぽか、とドネイトの胸板をエルが蹴った。
「こらーっ!ボクはこどもじゃないっ!
もっと、こころをこめなきゃダメ!」
「す、すみません……」
「にーにーポイント、10点げんてん!」
ドネイトに地面に降ろされると、エルは「こほん!」と咳払いをする。
「あとは、手札にのこされたカードは1枚だけっ!」
手札:
《背水英魂トリーズンスター》
「ドネドネも、ここまでいえばわかるよね♪」
「……はい。小生も、ようやく理解しました」
つまり、このターンはまだ召喚権が残されている――。
ドネイトは最後の手札をフィールドに置いた。
「《背水英魂トリーズンスター》をサイドサークルに召喚します……!」
《背水英魂トリーズンスター》は本来のBPはゼロ。
そう、効果によってBPを得るスピリットだ。
《アンナチュラル・コンプレックス》――スピリットの「個性」を奪う呪文の効果を受ければ、その効果は無効となり、BPはゼロになってしまう。
だが、この局面で召喚した場合には――。
先攻:Enemy
メインサークル:
《不落英魂モータルゴッズ》
【効果無効:【鉄壁】喪失!】
BP1500
後攻:You
メインサークル:
《爆水潜艦ゼノサイド・デストロイヤー》
【効果無効:「デッキ破壊能力」喪失!】
BP4500
サイドサークル:
《背水英魂トリーズンスター》
BP1500
BPは――ゼロにはならない。
「小生は……スペルの効果を、誤解して……いました」
《アンナチュラル・コンプレックス》
種別:スペル
効果:
発動時にフィールドにいた全てのスピリットの効果をターン終了時まで無効にする。
「《アンナチュラル・コンプレックス》の効果が適用される……のは、スペルを発動した時点での、フィールドにいる……スピリットのみ。スペルを発動して以降に……召喚されたスピリットは適用外になる、わけですね……」
「うんうん、そういうこと♪
にひひ。ミルミルのいじわるクイズだねっ」
BPゼロのスピリットではダメージを与えられない。
そのために《背水英魂トリーズンスター》と《アンナチュラル・コンプレックス》は同時には併用できない――そう考えていた時期がドネイトにもあった。
だが、それは大いなる間違い!
これにて、詰め
エルはチェックメイトを宣言する。
「ゼノサイド・デストロイヤーでモータルゴッズを攻撃するよっ!
アルターネイション・トリーズナー!」
「(ちゃんと覚えてたんです…ね。ミルストン先輩の付けた攻撃名……を)」
生物兵器の口内に搭載されたレーザー砲。
高出力に収束した粒子の刃が不落の要塞スピリットを一撃で粉砕する!
モータルゴッズの【鉄壁】は今はもう無い。
シールドは砕け散り、フィールドはガラ空きとなった。
先攻:Enemy
【シールド破壊状態】
メインサークル:
なし
後攻:You
メインサークル:
《爆水潜艦ゼノサイド・デストロイヤー》
【効果無効:「デッキ破壊能力」喪失!】
BP4500
サイドサークル:
《背水英魂トリーズンスター》
BP1500
さらに、エルは続けてフィナーレを宣言する。
「《背水英魂トリーズンスター》でメインサークルを攻撃攻撃!いくよっ、
青い軍服を着た兵隊型スピリットが魔小銃を掃射した。
詰め
「CLEAR!」の表示が「扉」の前に出現した。
「やったやったぁ♪ボクたちの勝ちー!」
「……小生たちの、勝利ですね。他のペアも、クリアしていると……いいのですが」
ドネイトの肩にかけられた水色のマント――
(二階建ての館の間取り図の形をしている)
エルの肩にかけられた四色のマント――
(火・水・風・地の四大元素を象ったものだ)
二人のマントの魔力を識別して「扉」は解錠された。
しかし、先に進むのはまだ早い。
ドネイトとエルは、互いに目線を交わした。
「進むのはまだ……ですよ、エル嬢」
「うんうん。ボクだって、わかってるってば。
”だいよんだんかい”になったら、だよね?」
☆☆☆
――現在の攻略ペアは、三組。
「扉」はすでに第三段階まで解放されている。
☆☆☆
詰め
ジェラルドとジョセフィーヌは旧校舎の前にいた。
「……まさか、これで終わりか?」
「やっター!
私たち、ひょっとして一番乗りでスか!?」
パチパチパチ、と校舎の外の参加者たちが拍手した。
先頭にいたウィンドが二人の前に進み出る。
「【解説師弟コンビ】に、惜しみない拍手を!
おめでとう。今回の肝試し大会、優勝者は君たちだ」
「優勝だと……?待て。あの「扉」は何だったんだ?」
「あれはゴールだよ。ジョセフィーヌに箱を持たせていただろう?あの箱には《転・送・密・室》のカードを入れておいたのさ。ゴールの問題が解けたら、君たちが外にテレポートしてくるようにとね」
「ハコ?えーっと、これのコトでスか?」
ジョセフィーヌはゴソゴソと懐から木箱を取り出した。
ジェラルドは訝しげな目をする。
「ウィンド……お前のマントが入っていた箱だな?」
「困った人だね。中身を開けて覗いてしまったのかい?一応それは、コトリバコっていう呪物なんだ。ちょっとやそっとじゃ開かない仕組みなんだけど」
剣呑な
「ギャーッ!じゅ、呪物でス!?」
「安心したまえ。私のマントを入れておいたのは『ラウンズ』じゃないジョセフィーヌの身に不測の事態が起きた場合に、マントの防御魔法で守るためさ」
「そ、それなラ……いいんでスけど」
二人のやり取りを見ながら、ジェラルドは疑念を抱く。
「(ジョセフィーヌがコトリバコを渡されていたのは、肝試し大会が始まる前のはず……その時点で、ウィンドは俺たちが決勝トーナメントに進出するとわかっていたということか?)」
「さて、優勝したペアには賞品の授与といこうかな」
ウィンドがスペルカードをかざすと、少年の手のひらに突然あらしが巻き起こり……果たして、そこには風冷魔法によって冷蔵保存された高級プリンが現れた。
ジョセフィーヌが笑顔を見せたので、ジェラルドは思索を一旦打ち切る。
「わァ!お義兄さン、見てくださイ!
本物の
「……ああ。まるで空の宝石箱だな」
「ソラ?」
「鳥は飛ぶだろう?卵は鳥だ」
「よくわかりませンが……そういうのは、食べてから言うものでスよ?フフフ、食レポが楽しみでス~!」
「そうだな」と、答えつつ――。
ジェラルドは再び、思索に戻る。
「(……なにかが、おかしい)」
この肝試し大会は、本当にただの肝試しだったのか?
決勝トーナメントに進出した四組、八人。
七人の『ラウンズ』と八枚のマント。
「……さては
そこに【フォーチュン・ミッショネルズ】も現れた。
アスマとユーアのペア――。
開口一番、ユーアはくやしそうな叫びをあげる。
「くっ!お兄様に負けました……!」
「プリンならお前にやると言っただろう、ユーア。
それとも、二つも食べるつもりだったのか?」
ジェラルドはアスマと目を合わせた。
アスマは無言で頷き、懐から「箱」を取り出す。
「(……やはり、アスマたちにもコトリバコが)」
ジェラルドは旧校舎を見上げた。
――ダンジョン名『魔科精霊遺伝総研・Lv.EX』。
かつては軍の施設だったとされる木造の建造物――その地下は「異界化」しており、通常の方法では探索が不可能だとされている。
『ダンジョン』探索の認可を受けた生徒でも、立ち入りが許されているのは地上階の部分のみだ。
ミルストンが仕掛けた「血まみれの幽霊」の噂。
四階にあった謎の「扉」。
『ラウンズ』のマントに呼応する仕掛け。
ジェラルドは呟く。
「狙いはロストレガシーか。イサマルめ……!」
☆☆☆
「な、なぁウルカちゃん?
これ、ほんまに解けるんか?」
「大丈夫、楽勝よ。私に任せて!」
旧校舎の四階――。
「扉」の前で、私は詰め
ハラハラとした表情で見守るイサマルくんの前で私はスピリットを召喚した。
「《背水英魂トリーズンスター》を召喚するわ!」
先攻:Enemy
メインサークル:
《不落英魂モータルゴッズ》
BP1500
後攻:You
メインサークル:
《背水英魂トリーズンスター》
BP1500
サイドサークル:
《背水英魂トリーズンスター》
BP1500
「ちょっと待ってや!」と、イサマルくん。
「それ、ウチがさっきやったのと同じ手やんか!
ここからどうやって勝つん!?」
「うふふ。言ったでしょう、楽勝だって。
見ててね……イサマルくん!」
カードが自分の手足のように動く。
私は呼吸するような自然さでスペルカードを切った。
「水属性専用
《
天地逆転の系統樹のホログラムが出現する。
この時代での名を『魔科精霊遺伝学』――。
存思昇仙法、九転成して久へと通ずる。
ようやく、この瞬間がやってきた。
ついに。ついに。ついに。
高くて遠い壁の向こう側――神仙境へと手をかける。
この時を……私は、どれだけ待ち望んできたことか。
「
共鳴条件はBPが同値の水属性スピリット2体!」
私はフィールドにいる二体の《背水英魂トリーズンスター》――BP1500の水属性スピリットカードをそれぞれ系統樹にセットした。
青い軍服を着た二体の兵士型スピリットは、その肉体を液体状に変化させ、泥のように……練られ、腐り、壊れ、混ざり合い始める。
私は呼び出されるスピリットの名を唱えた。
「水は真水でなくてはならない。
真人は水に濡れず――天なる一は人へと成るべし。
地に満ちよ、《「
フィールドに出現したのは最初に造られしヒトの一人。
無垢なる原形質――完璧な均整の取れた肉体だ。
男でも女でもない。有形の生命力とは事を異とする、陰陽の対となる始まりの生命力の象徴。無垢なる光。
《「
すなわち――。
「無形元精の
これぞ、水火を操る道術の業。
私は手札から新たにスピリットを展開した!
先攻:Enemy
メインサークル:
《不落英魂モータルゴッズ》
BP1500
後攻:You
メインサークル:
《「
BP1500
サイドサークル:
《
BP2500
「あとはモータルゴッズの【鉄壁】を何とかすればいいだけ……かしらね?私は手札からスペルカード《アンナチュラル・コンプレックス》を発動して、フィールドの全てのスピリットの効果を無効にするわよ」
モータルゴッズの効果を無効にすれば、後は簡単。
BP2500のサラマンダーで攻撃して――。
「スピリットを倒して、シールドを破壊するわ」
先攻:Enemy
【シールド破壊状態】
メインサークル:
なし
後攻:You
メインサークル:
《「
BP1500
「……最後は無形元精で
これでおしまい。やっぱり、簡単だったわね」
ふふん。どんなものだ。
やっぱり、私が「元の世界で得た知識」はこの世界では強い武器になるみたい。
まぁ、風雨露雷、日月星辰、禽獣草木、山川土石はこれ人と一体とし、一気を同じくすれば相通じる――散気すれば死となれど、一冬過ぎれば氷また溶けるが如く。気、集えばまた人生まれるべし……って言うものね。
さて、と。
「(うふふ、イサマルくんもびっくりしたかしら?)」
私は得意満面で背後のイサマルくんに振り向いた――。
「え……?」
――すると。
イサマルくんの表情はなぜか
別人のように凍りついていた。
「どうしたの?」
「ウルカちゃん。さっきから、何をわけのわからんことをブツブツ言っとるんや……?無形だとか、真水だとか、火動だとか……それ、イスカの始原魔術……っちゅうか、ひょっとして古代中国の仙道の術か?」
イサマルくんは、声を震わせて私を指差す。
彼の声には……怯えが混じっているように聞こえた。
「そ、そもそもの話……ウルカちゃんは、どないして、初めて使うミルストンくんのデッキであんなに自由にカードを造って……うちにはわからないけど……
「な、何よ。いまさら。……だって」
――だって。
「
元はと言えばこの私が――」
……え? な、なに?
口をついて出てきたのは、知らない言葉。
知らない言葉……私は、こんな言葉を持たない……。
ぎいいいいいぃぃぃ
耳障りな音を立てて
私たちの目の前の「扉」が開いた。
☆☆☆
――現在の攻略ペアは、四組。
「扉」はすでに第四段階まで解放されている。
☆☆☆
「扉」が閉まると……そこには誰も残らなかった。
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