第7話 拙者、メイドさんに出会う
オッス、拙者『オモシロスライム』の【オカ=メギル】でゴザル! 設定に凝りすぎて訳が分からない話を書いていた作者が考えるのを止めて書いた話でゴザル! 訳が分からない言葉が出てくるのは、訳が分からない話を書いていた時の名残でゴザル! 読み飛ばしてもらっても一向に構わないでゴザル(`・ω・´)
--あらすじ--
四天王最弱(?)にドヤってたら、魔王に灼き斬られたでゴザル。゚(゚´Д`゚)゚。
ドン! バン! ビチャ!
拙者、いきなりど突かれて壁に激突して破裂したでゴザル! 意味が分からないでゴザル!
「拙者の体! 集まれぇぇぇぇぇぇ!」
「何ぃぃぃ!」
「ザコ魔族! 貴様の攻撃なぞ拙者のキューティクルボディに宿ったこの能力の前では無意味! 無意味!」
腹が立ったので、とりあえずドヤっておいたでゴザル!
「くっ……」
ザコ魔族が拙者に恐れをなして去って行くわ! 実に痛快!
しかし……。
ドン! バン! ビチャ!
拙者、また、ど突かれて今度は木に激突して破裂したでゴザル! 何なんでゴザル!
「拙者の体! 集まれぇぇぇぇぇぇ!」
「クソぉぉぉぉぉ!」
「ザコ魔族! 何だその弱々しい攻撃は! 肉食ってるでゴザルか? ザコは大人しく草でもムシっているでゴザル!」
ふっ。ザコ魔族が何も言い返せずに逃げて行くでゴザル! ざまぁでゴザル!
また……。
ドン! バン! ビチャ!
拙者、再びど突かれて今度は城壁に激突して破裂したでゴザル! いい加減にして欲しいでゴザル!
「拙者の体! 集まれぇぇぇぇぇぇ!」
(以下略)………。
「何なんでゴザルかああああァァァァァ!」
今日だけで10回は上のくだりを繰り返したでゴザル! 拙者が何をしたというでゴザルかァァァァァ!
「あ、あの………」
何と! 果物が入ったカゴを持ったツインテのメイドさんが拙者に話しかけてくれたでゴザル! ツノが控えめで可愛らしいでゴザル! 拙者のキューティクルボディに魅了されたに違いないでゴザル!
「よしよし……」
メイドさんはリンゴのような果物を拙者の前に置いたでゴザル! いただくでゴザル!
「あま〜い!! でゴザル!」
試食した時の芸能人のテンプレ反応にメイドさんのハートを鷲掴みでゴザル(((o(*゚▽゚*)o)))♡
「魔王さまのペットのオカ=メギルさまですよね?」
メイドさんがおずおずと確認するでゴザル! 魅惑の半透明キューティクルボディのスライムなぞ、拙者以外いないでゴザル! ほ、頬ずりしても良いんだからね!
「如何にも拙者が偉大なる魔王さまのペット、オカ=メギルでゴザル!」
主人を褒め称え、自分を大きく見せるでゴザル!
「いけません! 『偉大なる』は冥王さまの尊称です!」
え? 冥王? そんなものまでいるでゴザルか! 冥王と言ったら、裏で魔王以上に悪辣な策略を仕掛けてくる、諸悪の根源に近いヤツでゴザル! 拙者、魔王だけでお腹いっぱいなので、絶対に会いたくないでゴザル((((;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
「な、なら魔王さまの尊称は……?」
「“言い表せざる"です! 私たち如きが魔王さまを一言で言い表そうと思うことこそ不遜と弁えるべきです!」
魔王への忠誠心半端ないでゴザル……。冥王、軽くディスられているような……。いや、結局、魔王も一言で言い表しているような……。これ言ったら、絶対怒られるヤツだということに賢い拙者は気づいたでゴザル! だから、言わないでゴザル!
「わ、分かったでゴザル……」
何か怖くなったので、本題に入って欲しいでゴザル!
「オカ=メギルさま。実は魔王さまからこんな勅命が……」
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勅
朕、魔王リュツィフェールは、爾ら臣民に対し、オモシロスライム、オカ=メギルへの一日一度の攻撃を許す。
○○年△△月××日
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ヒィィぃぃぃぃ! 魔王! 何ということをしやがったでゴザルかあぁぁぁァァァァァ! 人の心とかないでゴザルかあぁぁぁァァァァァ! あ、魔王にある訳ないでゴザルルルゥゥゥゥゥ!!
拙者、泣きたいでゴザル。゚(゚´Д`゚)゚。
あの魔族たちがあっさり去って行ったのは、二回目の攻撃は許されていなかっただけでゴザった。ということは、明日も来るでゴザル! 勘弁でゴザル! それにしても、冥王と魔王、偉大なる=The great=大帝とか、朕を自称に使うとか、ギラついた野心が滲み出て怖いでゴザル!
拙者が嘆いていると……。
四元魔将(笑)の風のオリエンスと他3名がやって来たでゴザル! オリエンス(笑)と同じくらいイカついでゴザル! この流れだと他の3名も四元魔将でゴザル! だから、拙者は言ってやったでゴザル!
「四元魔将のザコがガン首並べてノコノコやって来て、ヘッポコ技を晒しに来たでゴザルかァァァァァ? とっとと来いでゴザルルルゥゥゥゥゥ!!」
もうヤケでゴザル!!
オイオイオイ、○ぬわ拙者。・゜・(ノД`)・゜・。
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