第6話 拙者、ペットライフを満喫??
オッス、拙者『オモシロスライム』の【オカ=メギル】でゴザル! これに出てくる聞き慣れない言葉の意味を深く考えたら負けでゴザル! 作者も考えてないからでゴザル!
--あらすじ--
魔王が歌って歩いて、拙者の種族名と名前を決めたでゴザル!
拙者、
そう思っていた時期が拙者にもあったでゴザル。゚(゚´Д`゚)゚。
「邪魔だ!」
バァァァァァン!!
「ギャァぁぁぁでゴザルルルゥゥゥゥゥ!!」
拙者、通りすがりのイカつい魔族に蹴られて空を飛んでいるでゴザル!
「地面があぁぁぁぁっでゴザルルルゥゥゥゥゥ」
ベシャ! バンッ!
また破裂したでゴザル(/ _ ; ) また地面にぶち撒かれる拙者の体。頭に来たでゴザル! まずは再生でゴザル!
「拙者の体! 集まれぇぇぇぇぇぇ!」
「何ぃぃぃ!」
拙者の再生能力に拙者を蹴飛ばしたクソ魔族が驚いているでゴザル! お前のようなモブ魔族に拙者と同じことが出来るかなぁぁ〜〜?
「モブ魔族! 拙者のキューティクルボディをいきなり蹴飛ばすとは如何なる了見でゴザルか!」
「何? 四元魔将が一人、東方を預かる風のオリエンスがモブ魔族だと? たかがスライム如きが無礼千万!」
「四元魔将? 四天王的なアレでゴザルか? 一番最初に出て来たということは、貴公が真っ先に○られて、残りのメンバーに『所詮、彼奴は四元魔将最弱……』と言われる役どころでゴザろう? そんなザコが畏れ多くも魔王さまのペットたる拙者を蹴飛ばすなぞ、片腹痛し!」
ふん! 図星を突かれて顔を真っ赤にしてるでゴザル! 実に痛快! 権力者をバックに言いたい放題することほど楽しいことはないでゴザル( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
しかし、拙者は忘れていたでゴザル。四元魔将最弱でもスライム如きが逆立ちしても勝てる相手ではないことを……
「きっさまぁぁぁっっ! 言わせておけばぁぁぁ!」
何か、風がザコ魔族に集まっているでゴザル………。
「食らえ、スライム! この四元魔将、風のオリエンス必殺の『風虐刃』!」
「ギャァァァァァァ!」
前と上から真空の刃がァァァァァ! 拙者、サイコ○ステーキ先輩になったでゴザルルルゥゥゥゥゥ!! 5センチカットのサイコロになったでゴザルルルゥゥゥゥゥ_:(´ཀ`」 ∠):
しかし………。
「先輩、復活!」
ふっ……。サイコ○ステーキ先輩……、拙者の勇姿、見ていてくれたでゴザルだろうか……。
「このスライムがァァァァァ!」
「貴公の刃は鋭すぎたのでゴザル……。拙者の能力をもってすれば、瞬時に元通りでゴザルよ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎ニチャア」
技に驕ったザコ魔族にマウント取るのは最高でゴザル!!
そこに………。
「面白そうなことをしているではないか、オカ=メギル」
聞き覚えのあるバリトンボイス! こ、これは……! 魔王リュツィフェール!! 何でか知らないでゴザルがロシア語読みでゴザル! ルシファーとか、ルシフェルでいいと思うでゴザル!!
ふ……、ザコ魔族が恐れ慄いて跪いているでゴザル! 実に痛快! 拙者の主人の威光は拙者の威光! 頭が高いでゴザル!!
「魔王さま! 拙者の能力をもってすれば、この程度の攻撃、あって無きが如しでゴザル・:*+.\(( °ω° ))/.:+」
これで、魔王さまからお褒めの言葉を頂いて終わりでゴザルな……。と思っていたら。
「なるほど。では、これはどうかな?」
「ヒィィッ! それは“災厄を呼ぶもの”『レーヴァテイン』!!」
魔王の手になんかスゴイ剣が握られているでゴザルルルゥゥゥゥゥ!!
風のオリエンスとか言うザコ魔族もビビっているでゴザルルルゥゥゥゥゥ! いや、風のオリエンスさん! いや、オリエンスさま! 四元魔将で最高にイカしているオリエンスさまぁぁ! 拙者を助けてでゴザルルルゥゥゥゥゥ!!
「ギャァァァァァァぁぁぁぁぁ!」
だが、しかし……。
「拙者、復活!!」
次の日には元通りになっていたでゴザル!! 流石、拙者!
◇◆◇
その頃、魔王執務室……
「ほう、あのオモシロスライムが元通りだと? 実に面白い……」
魔王は拙者を灼き斬っておきながら、笑っていたのでゴザル!! ヒドイでゴザル(´;Д;`)
◇◆◇
ある人間領の研究所……
「何? 魔王が世界に一匹しかいないレアスライムを飼い始めただと?」
「はい。魔族の学者たちからこんな研究レポートが……」
「『オモシロスライム』だと? 会話による意思疎通が可能な上に、魔王の
「魔族との学術交流は国家機密に関わるので、嘘と誇張が混ざってますからね〜」
「魔王のペットというのも、裏を読む必要がありそうだな……」
「と言いますと?」
「魔王のペット。つまり、魔王の近くにいると言うことから、魔王直属の護衛に違いない!」
「なるほど。と言うことは、再生能力についても違う見方をしないと、ですね」
「そうだな。『オモシロ』という名前に鍵がありそうだ。『オモシロ』……、尾も白い……。尾にシロタマゴマオウダケ並の猛毒があるに違いない!」
「シロタマゴマオウダケ! 最強の毒物じゃないですか! でも、レポートには再生能力と……」
「自分で『違う見方をしないと』と言っていたではないか! アレは高い攻撃能力を隠蔽するためのブラフだ!」
「流石、先輩です! 俺なんかにとても出来ない自由な発想! そこに痺れる、憧れるぅ!!」
「おだてても何も出ないぞ。 まあ、せっかくだし、酒場で一杯くらいなら奢ってやるぞ」
「先輩、あざっす! ゴチになります!」
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