書けない恐怖

狼男

第1話 物書き

 おれは、ものを書くのが好きだ。自由に書くのがいい。自分の感情の思うままに書く。

ただ、悩みがある。不器用なのだ。他の小説家や講演家みたいにたくさん書いて、たくさん話すのは苦手だ。すぐに書くことがなくなってしまう。話すこともペラペラ話すのが苦手だ。自覚症状があるだけマシかもしれない。

図書館に通って本をたくさん読んだ。でも、内容を忘れてしまっている。本を買って読むこともある。血肉化はできていない。単なる趣味の範疇で終わっている。

パット千文字くらいかける人がうらやましい。

テーマを見つけるのが上手なのかもしれない。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

書けない恐怖 狼男 @shinshin4445

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る