創作を「発表する」場、文章の量

 SNSで色んな話があったので、発表の場というテーマをあつかってみようと思います。


①発表の場

 自分はWeb小説とう稿こうサイトでの活動と共に、同人誌そくばいかいイベントも発表の場として意識しています。

 Webではなく紙の本という、あえてコストのかかる場に出る。ただ、結構大規模な同人イベントに出ることが多く、その人の流れは案外SNSとも似たものがあります。ちがうとすれば、読み手の層がWebとは多少異なる点でしょうか。


 Web小説とう稿こうサイトも様々な場所があります。今は、小説家になろうからカクヨムへ書き手が移っているという話も聞きます。その時期やサイトによって、読み手も書き手もちがいます。

 これは同人イベントでも似たようなことが言えますが、リアルの場では、時折、書き手読み手の男女差のような話を聞くことがあります。最近聞いた話はそういったことに関連するものなのでしょう。


 そうした事情から、とう稿こうサイトも同人イベントも、それなりに場所を選びます。ジャンルの人気不人気はサイトやイベントの個性です。その「場」とのあいしようは、作品の入り口までのたどり着きやすさにえいきようするので、よく気にしています。

 ただ、手持ちの作品でピッタリはまるものが無ければ、読者層から多少は読んでもらえそうなものにしぼり、あいしようの悪そうな作品は他の所で、ということもよくあります。


②文章の量

 さて一方で紙の本がほつたんの話。300ページの本を読み切れない(やく)という人の話を聞いて、「これもあいしようだよなあ」と思ったという話です。


 自分は読みやすさ、そしてひつであるため「自分が気負わなくて済む文章量」になるようにお話を書いています。これは書き手と文章量とのあいしよう

 他方で、読み手にも文章量とのあいしようが存在する、というのを先ほどの話でさいにんしきしました。


 Web小説とう稿こうサイトは長編れんさいをする人(作家を目指す人もいるでしょう)や、短編やしようへんサイズでいくつかの作品を書く人もいるでしょう。

 自分は後者で、ひつなのでなるべく完結させやすいように短い話をれんさいする形をとっており、そのため完結させても2万字に届かないものばかりです。処女作でカクヨムにもとう稿こうしている『巫女みこさんえにしさま』に限っては、長編として始めたものではありますが、書く体力がなかなか続いてないのでなやんでいますね……。

 そんな調子なので、基本的には短編を好む読み手とのあいしようは悪くなりにくいでしょう。長編をお望みの方には「ウチではあつかってないです」ということになります。


 そういった個性やらあいしようというのは本当に様々なので、必要であればだん居る場所(小説とう稿こうサイトに限らず色んな層)からはなれて、あいしようの良い新規読者のかいたくをしていくのも、また一つのアイデアになると思います。

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