私という存在そのものが誰の記憶にも残っていなかったという一文は衝撃的でした。
その悲しみが雪の冷たさとして形容されていることでより切なさが染み入る思いでした。
「雪の妖精の子供」や「妖精の忘れ物」と呼ばれる子供達が暮らす施設も、そこがどういった場所なのか気になり先へ先ヘと読み進めました。
気がつくと10年が経過していたのですね。
18歳を迎えた新奈がこの後、どのように物語を紡いで行くのかとても楽しみです。
作者からの返信
柳さん、こんにちは!
貴重なお時間を使い、私のような人が書いた作品を読んで下さりほんとにありがとうございます…。
雪が降ると、自分以外の全ての人たちがその当日に起きた出来事を全て忘れてしまい、世界の中にひとり取り残されたかのような心地で生きる新奈の抱える孤独や悲しみはとてつもないものだと思います。
何故この村でこのような現象が起きているのか、何故新奈達は施設に集められているのか、という謎はこれから先に起こる幾つもの障壁を乗り越えながら明らかになっていきます。新奈がどんな選択をし、どんな人生を歩んでいくのか見守って頂けたら凄く嬉しいです…!
柳さん、改めてになりますが作品を読んで下さったうえに、コメントまで下さり、ほんとにありがとうございます…!
はじめまして。
淡々と白い花が降り注いでいるような語りと、少女の切なさに重なる雪の情景に、静かに胸を打たれました。
沙羅ちゃんとの水縹草エピソードの後にある「寸前まで泣いていたせいか、目尻から弾き出された涙がゆっくりと頬を伝っていく。その涙の通った道すらも白く染めようとしたのか、空から舞い落ちた雪が次々と触れては消えた。その儚さを、私はまだきれいだと思っていた」の文章が記憶を失う悲しい現実と少々の孤独を美しく描写されていてすごいな、と心に残る場面になりました。
読むのにお時間をいただきますが、ゆっくり大切に今後も読ませていただきたいと思います。すてきな物語をありがとうございます……!
作者からの返信
円菜さん、こんにちは。
わああ、嬉しいです…!円菜さんにそのように言って頂けるなんて身に余るお言葉、ほんとに嬉しく思います。昨日、円菜さんの書かれた物語に触れさせて頂いて、いい意味で凄く衝撃を受けたというか、何かを表現することっていいなと改めて思わせて頂いたんです。ほんとにありがとうございます…!
水縹草のエピソードの後では、新奈の抱える孤独や悲しみ、そういったものを雪やそのつめたさで表してみたくて、かたちのないイメージを少しでも読んで頂けた方にも伝わるようにと精一杯書いたのでそのように言って頂けると凄く嬉しいです…。
はい、私の作品はほんとにいつでも大丈夫ですよー!お時間にゆとりがあり、またいつか気が向かれました時などにでも読んで頂けたらそれだけでも十分過ぎる程に嬉しいので、どうかご無理のないようにお願いします☺️✨
改めてになりますが、温かいお言葉を下さりほんとにありがとうございます…!
少女の孤独感や周りの人々への思いは切実で、読み手の心に深く迫ってきます。特に親友の沙羅への愛着と、彼女にさえ忘れ去られてしまう絶望感が印象的です。
雪が降る度に繰り返される喪失と孤立の日々、少女の抱える痛みが10年もの間癒されることなく続いている状況に、強く惹きつけられずにはいられません。
雪と孤独を巧みに重ね合わせた美しい比喩表現と、少女の内面を丁寧に描写した文章が物語に深みを与えています。この先の展開に思いを馳せずにはいられない、心に残る作品だと感じました。
作者からの返信
マジック使いさん、こんばんは。
私の作品を読んで下さったなんてほんとに恐縮です。貴重なお時間を使って読んで下さりほんとにありがとうございます…。
自分の中にあるかたちのないイメージというものが、少しでも読んで頂けた方に伝わるようにと精一杯書いたので、下さったお言葉が凄く嬉しかったです。
雪が降る日に、自分以外の全ての人が記憶を無くす。そんな孤独を抱える新奈がどんな選択をし行動していくのか、またいつかお時間にゆとりがある日などに楽しんで頂けたら嬉しく思います。
温かいコメントを下さり、ほんとにありがとうございます…!
壊れそうに繊細な、とっても美しくて叙情的な文章に魅入られました。まるで情景が絵になって見えるよう。すごい筆力ですね。(私には、水彩や和紙のちぎり絵が見えるようでした)雪が降るときだけに花開く水縹草のロマンチックな設定、白と青のコントラストが素敵です。
そして何気なく読んでいた「覚えている?」が持つ意味が徐々にわかり、戦慄しました。美しい哀しさ、無垢な残酷さを感じました。
作者からの返信
不二原さん、こんばんは。
私にはもったいないような沢山の温かいお言葉を下さり、ほんとにありがとうございます…。イメージというかたちないものを、出来るだけ読んで頂いた方にも伝わるようにと描写には精一杯力を込めて書いたので頂いたお言葉が身に沁みる程に嬉しかったです。水彩や和紙のちぎり絵がみえるよう、という美しい表現。ほんとに素敵です…。
雪が降ると、誰の記憶にも残らない。それによる深い孤独と悲しみを抱えた新奈が、どのような選択をし、どう生きていくのか、お時間にゆとりがある日などにでも楽しんで頂けたら嬉しく思います。
不二原さん、改めてになりますが温かいお言葉を下さり、ほんとにありがとうございます☺️✨
ぐっと惹き込まれるようなモノローグですね。
そして主人公の戸惑いと孤独感がしっかり伝わってきます。
雪の度に訪れる奇妙なできごと、自分がそんな状態に陥ったら、きっと自分の正気も疑うようになってしまうのだろうなって。そんな状態をこんなに長い時間経験するって、なんと恐ろしく重いことか……。
お話がどう展開していくか楽しみです!
あらすじを読みたいところ、読むのを我慢して、最後まで追いかけていきたいと思いますー!
作者からの返信
夕雪さん、こんばんは。
わぁ、そのようなお言葉を頂けるなんて今日は凄く幸せな気持ちに眠りにつけそうです…!
雪が降ると、自分以外の周りにいる人たち全員が記憶を無くす。そんな深い孤独や悲しみといったものが、これから先の新奈の心を突き動かす為にもより深い孤独を、より深い悲しみを、と思いながら書いたので下さったお言葉が身に沁みます。
……あらすじは結末まで書いてしまいました😭出来れば、読まずに頂けた方が物語を純粋に楽しんで頂けると思いますので、どうか、そのまま、読まずに楽しんで頂けたら嬉しく思います!
夕雪さん、温かいコメントを下さりほんとにありがとうございます!凄く、凄く、嬉しかったです☺️✨
深海かや さま、コメント失礼します。
取り急ぎ、一章だけ読ませていただきました。
雪の花のエピソードをこれだけ情感豊かに、切なくも美しく描けるには驚きのひと言ですね。思わず、透明感あふれる世界観に引き込まれてしまいます。
もちろんのこと、登場人物の心情表現もよく伝わってきます。
あらすじによると、一般公募用の作品なのですね。「雪忘花」の謎も解けました。引き続きゆっくりとですが、拝読させていただきます。公募の方も頑張ってください。
作者からの返信
こんばんは。
作品を読んで頂けたなんて凄く光栄です。それに温かいお言葉まで下さり、ほんとにありがとうございます…。
はい、私の作品はお時間にゆとりがあり、気が向かれました時などで全然大丈夫ですよ。ほんとにゆっくりゆっくりで構いませんので、またいつか読んで頂けたら嬉しく思います。
神崎さん、温かいお言葉を下さりありがとうございます☺️✨
始めまして。
作品、拝読させて頂き繊硝子細工のように戦災で美しい表現に惹きつけられてしまいました。
本当に美しい世界観と文章ですね……
そして、ミステリアスな雰囲気も作風に良く合っていて、続きを読むのが楽しみです✨
作者からの返信
京野さん、こんにちは。
私には勿体ない温かいお言葉を下さり、ほんとにありがとうございます…。凄く、嬉しいです。
自分の頭の中にある、かたちの持たないイメージのようなものを、出来るだけ読んで頂いた方にも伝わるようにと、精一杯書いたのでお言葉が身に沁みる程に嬉しいです…!
私の作品は、ほんとにお時間にゆとりがあり、気が向かれました時などで全然大丈夫ですので、また読んで頂けたら嬉しく思います☺️✨
かやさん、やっと読みに来られました。
かやさんの書かれる透明感のある繊細な物語が大好きです。
相変わらずの遅読ですが、かやさんの文章をゆっくり味わわせていただきますね!
作者からの返信
わぁ、みおさん…!
読んで頂けたなんて凄く嬉しいです。それに、温かいお言葉まで…ほんとにありがとうございます!
私の作品は、ほんとにゆっくりゆっくりで全然大丈夫ですよ…!みおさんもお忙しいでしょうし、ご負担にならない程度に、お時間にゆとりがあり気が向かれました時にでもまた読んで頂けたら嬉しく思います。
あっ先程近況ノートも拝見させて頂きました!お互いに久しぶりにカクヨムに戻ってこれて本当に良かったですね!
これからも宜しくお願い致します☺️✨
はじめまして。深海かやさんの作品をフォローさせていただきました。
『雪忘花』の第1章、第1話を読ませていただきました。物語の始まりから、冷たさと寂しさが胸に迫ってきました。特に、雪の冷たさと孤独感が主人公の心に重くのしかかる描写が非常に印象的で、感情移入しやすかったです。
これからの物語の展開がとても楽しみです。
どうぞよろしくお願いいたします。
作者からの返信
悠稀さん、はじめまして!
作品を読んで下さったうえにフォローと共に温かいお言葉を下さりほんとにありがとうございます…!凄く嬉しいです。
雪が降ると自分以外の全ての人たちが次の日には当日の記憶を全て忘れてしまうという特異な環境で生きる新奈の、抱える深い悲しみや孤独というものを、第一話では特に表現したかったのでそのように言って頂けたことがほんとに嬉しかったです…!
これから幾つもの謎や障壁が新奈の前に立ちはだかりますが、その状況下に置かれた新奈がどんな選択をし行動をしていくのか、お時間にゆとりがある日などにでも楽しんで頂けたら凄く嬉しく思います。
悠稀さん、改めてになりますが温かいコメントを下さりほんとにありがとうございます…!こちらこそよろしくお願いいたします。