会いたくない人にあった話と近況報告。
今日は、昔の高校生の頃の話ではなく、最近あった事を話そうと思う。
最近、地元に帰ったときにお店に行ったんだ。
店内では、音楽の他に赤ちゃんの声が響いていたんだ。
『赤ちゃんなんて珍しいな。』ってそう思っていた。
俺は、店内を見ていた。
その横に通路があって、そこを赤ちゃんを連れた人が通ったのが見えたんだ。
ほんの少し見えたその人の特徴が、俺の事を高校生の頃、いちいち言う人に似ていたんだ。
ふてぶてしい歩き方、身長、流行遅れな髪色、そして同じ顔。
ソイツは『双子』なんだ。
同じ高校に、双子で入って、行動もいつも一緒な人。
卒業して何年も経っているのに、まだ双子同士で行動しているんだ。
俺は、ソイツと自分から関わったことはない。
それなのに、何故かいちいち嫌なことを言ってくるヤツなんだ。
だから、二度と会いたくはなかった。
けれども、会ったのは今日だけではない。
学生の頃に二回、高校を卒業してしばらく経った夏に一回、俺が働いていた洋服屋で一回、そして、今回で一回。
計五回も遭遇してしまったんだ。
何故だろうな。
会いたい人には会えなくて、どうでもいい、会いたくない人にばかり会ってしまうのって。
最悪だったよ。
その日は一日ずっとブルーな気分だった。
ソイツらに言われたこと、全部頭の中で駆け巡って、忘れたかった記憶がぐるぐると甦ってしまったんだ。
ソイツらに言われたことは後で書こうと思う。
今回、会ってしまった人は、もしかしたら人違いかもしれないけれど、でも、特徴が似ていたんだ。
人違いでも会いたくはなかったんだ。
嫌なことをしてきた人が、世間一般で言う『幸せ』ということを味わっているのが、どうしても許せないんだ。
愚痴はここまでにしよう。
最近、俺は、舞台を観に行ったんだ。
それはもう、最高に幸せだった。
久しぶりだった。
観劇中、一度も嫌なことが頭を駆け巡らなかったんだ。
誰にも邪魔されないでいられるのは本当に久しぶりだった。
本当に幸せな時間だった。
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