第9話 国への報告とは①
「ば、馬鹿!?」
なんなのこの人!!初対面の人に馬鹿って…!!
礼儀がまるでなさすぎる!!!
「そうだよ。馬鹿なのかい??どう考えてもあの状況で本当のこと言う必要なんてなかっただろ」
「私は聞きたいことを聞こうとしただけで…」
「その本当のこと言をって国に報告されそうになっているのわからないの??」
「国に報告って言っても、どうなるかわからないじゃない、!!」
「はぁ!?どう考えてもあのおっさんの表情から見てヤバいのわかったでしょ!?というかヤバくなかったら俺キミのこと助けてないのわからない!?」
…確かに、
「なのに話会わせてくれないから驚いたよ。いちいち手間のかかることさせやがって…」
「ご、ごめんなさい…」
話を聞いてる感じ私がなんらかのやらかしをしていることがわかった。
「と、ところで貴方は誰…??」
恐る恐る聞いてみる。
「俺の名前はガンダ・ラック」
ガンダ・ラック!?それって、本に書いてあった名前…!!
「あ、あの!!」
と本のことを聞こうとした。その時
「先に言っておくけど、これでも僕は一応
″国家″の人間だからね」
(う、嘘…それじゃあ私、報告されるってこと…??)
そんな言葉が脳裏をよぎった
「その本は読んだのか?って、本の内容を館長に聞くぐらいだから読んだんだろうな」
「ッ…!!」
本当にもう終わったかもしれない…どうしよう…ここで本の内容を話せば国に報告される…??そもそも報告されるとどうなるの…
「…先に言っておくけど、″国家″の人間なだけであって、報告するつもりはないからね」
「えっ、そ、そうなの」
「それじゃあなんでキミを助けたんだよ!?これでここまで来てキミを国に報告したら僕がただの畜生じゃないか!!」
そ、それは……
「ともかく、キミが捕まるのも時間の問題だよ。館長ももうキミのことは報告がすんでいるはずだ。」
そんなこと言われてもどうすれば良いかわからない…
「あの、もし国に報告されたらどうなるんですか…??」
頭の中で記憶を抜かれたり、牢獄の地下で働かされたりするのかなぁ…と思っていた
「…残念だけど、それは国家秘密だよ」
「それじゃあ…教えてもらえないってこと…??」
「うん。流石にね」
あぁ…もうダメかもしれない…不安で頭痛がしてきた…
「はぁ…」
「…まぁいいや、キミはちょっと危機感が欠けてるからこれぐらい教えてあげるよ!!」
嘲笑いながらそういう
「どちらにせよ、キミはもう自分の家には戻れないだろうし。」
「そうなの?私、家に帰れないの…?」
「帰ったところで捕まるだけだよ」
家…母の機会流星群体が…それに服やお金なども…
「ど、どうにか家に戻れませんか…??」
「無理だって。捕まって死ぬだけだ」
「死ぬってどういうこと!?」
「はぁ、ちょっと落ち着こうよ…キミから捕まったらどうなるか聞いてきたんだから…」
確かに聞いたけど死ぬって、死ぬってなに!?それ以外になにかないの!?
「なにか考え事をしてるところ悪いけど、もう答えさせてもらうよ」
ゴクリッ…
彼がそういうと緊張感でいっぱいになった
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