第4話 その本の内容は①
「あ~!!やっと帰って来れた…」
なんか色々会ったな…警官に話しかけられるし、本棚にぶつかるし…
「はぁ…こんな疲れたの久々…早くご飯食べよ…」
と、ため息をつきながら晩ご飯の支度をする
~数分後~
「ん~美味しいッ~♡」
さっき図書館で見つけた本のレシピを見てつくったご飯。何処かの地域の【しょうがやき】?って言う料理らしい。
久々にこんな美味しいものを食べたから流石の私でもテンションが上がる
「ご馳走様」
食べ終わっちゃった…また食べたいから今度つくろう。
その後食器を洗って、お風呂に入って、歯を磨いて…寝る時間。
「あ~今日は色んなことあったけど久々に美味しいご飯食べれて満足だな」
そう思いながらベットに入ろうとした。
その時
「あっ」
勢いで持って帰ってきた赤い表紙の本
「まだ時間もあるしちょっと読もうかな」
時間もまだあるので少しだけ本を読むことにした。
~この本を読んでいるそこのキミへ。この本にたどり着ける者は旅行に行くかのような。そんな荷物を準備することをオススメする~
「何これ…」
言ってることがよくわからなかった。旅行で…ガイドブック的な…?そうとも思ったけどそれならまず旅行先を書くべきだ。
ガイドブックでは無いということはわかった
(とりあえず読み進めよう)
~今から話すことは信じがたいだろうが本当の話だ心して読んでおくれ~
本当になんだこの本は。物語でもなければ伝記でもない。まるで読み手に語りかけるような【手紙】そのものだ
~まず12年前に起こった厄災について話そう~
(12年前って言ってることは最近出版された本ってこと?)
そんなことも考えるがまず先に読もう
~厄災の日を用いて、この世界の人間は3000万人から500万人に減少した。今も人口は減少するばかりだ~
…厄災の日。私の家族、友人、全てを奪ったあの日
~私たちの住んでいる世界は他の世界と比べても圧倒的に人口の数が少なく、世界自体孤立している~
「…何を言ってるの?」
ほかの世界?厄災の元凶のブラックムーンのこと?あの世界には人なんていない。本当に不思議な本棚と思い次のページに進んだ
~この本を読んでいるそこのキミは他の世界と言われ真っ先に″ブラックムーン″を思いつくだろう。だが違う。こここら少し遠い先には″別の世界″があることがわかった。そう。人のいる別の世界。ここよりよっぽど豊かな世界だ~
私は目を見開いた
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