1-35.七天使『セブンス・ヘブン』の実力③【アン・エル】


 イフ・エルの【神の奇跡エル・ラーク】により、骸骨の悪魔の周りにイフ・エルと同じ紫色のオーラが現れた。


 「イフ・エル。できれば、先ずは彼が人間だった……というのは、どういう事なのか確認してもらえるかな?」

 「ふぃふぃ。慌てず順番に聞けってね。わかったよ。おい、お前が悪魔になった経緯を教えろ」

 「……我は。……私は、元……人間で、エル教会の司祭をしておりました」


 うなだれたまま、骸骨の悪魔が口を開く。

 先ほどまでの禍々しい声ではなく、人間の声だった。

 悲しみに満ちた嘆きがこぼれる。


 「息子を悪魔に殺されてからエル教会に入団しました。私と同じように……家族を失った人の苦しみを分かち合えるように、司祭になるまで長年勤めてまいりました」


 まるで、神に許しを乞う迷える子羊のように。

 骸骨の悪魔は、イフ・エルの質問に包み隠さず答え始めた。


 「ふぃふぃ。ク・エルと同じような理由で入団したのか。俺に比べれば、立派な心がけじゃないか」

 「ドチビ……勝手にク・エルだれかの事情を人前で話すのは、どうかと思ウゾ?」

 「あ。確かに。まぁ、教会に入団する奴らは、だいたいこんな感じで素晴らしい志を持った奴らが多いのが普通だろ? 俺と、お前が異端なんだよ」

 「タシカニ。頭のネジが外れたヤツが、天使に選ばれる事の方が珍しいノカ?」

 「頭のネジが外れてる欠陥品は、お前だけだよポンコツ」

 「ア?」

 「お?」

 「すまない、アン・エル。話が進まないから、じゃれ合うのは後にしてもらって良いかな?」


 口を開くたびに、今にも戦争が起きるのではないか、と思えるほどの口喧嘩を始める紫と赤の天使。

 シ・エルの言葉が両天使の睨み合いを止めても、お互いの空気が良好とは言えない雰囲気は続いた。


 殺し合いが始まりそうな空気をじゃれ合うと表現するシ・エルに対して、ディアは天使への偏見が更に高まり。

 ユーサは、優秀でも一癖二癖ひとくせふたくせある部下をまとめるのは大変なんだろうな。と同情していた。


 「そんで? 教会で神の為に司祭を務めていたご立派なヤツが、なんで悪魔に?」

 「神様への貢献が認められ、天使になる為の試練……挑戦権をいただいたのがきっかけです」

 「ふぃふぃ。その挑戦権は、誰からもらった?」

 

 天使になる為の試練、挑戦権を得る。

 信徒から数々の階級を超え、いつになれば神への貢献を認められて天使への試練を許されるのか。

 映像を見ていた信徒達がわかりやすく騒めき、興味深そうに聞き耳を立てていた。

 

 「……とある最天使長様・・・・・・・・からです」

 「へぇ。天使、天使長ではなく。世界各国家にいち名しかいない天使長ねぇ。って事は、ウチの最天使長シ・エルを含めて七名に絞られたな」

 「イフ・エル? そこで仲間であるも入れるのは心外なんだが? というよりも、君は強欲の書マモンで誰か分かっているんだろ?」

 「あぁ。でも、大事な情報は、俺から口にする事はできない条件になっている。事も知ってんだろ? だから、まぁ。その最天使長っていうのはなんだ?」

 「……それは。……言えません」

 「まぁ、流石に言えない契約・・・・・・だよな。尋問するだけ無駄か。なぁ、ザキヤミ・・・・の元司祭さんよぉ?」

 

 イフ・エルは、元司祭の悪魔に、ではなく。

 映像の先にいる、使であるサラキ・エルの方を見ながら質問をした。


 「なっ__!!? わ、、わた__、、。我は知らんぞっ!!? 無礼者ッ!!!」

 「ん? 俺は誰も、アンタ・・・と言ってないぞ? ザキヤミ・・・・使さんょお?」

 「っぐ!!? き、、貴様!!!」


 イフ・エルの視線に気づいたサラキ・エルが、顔を真っ赤にして怒り狂う。

 相手の知っている情報を知るイフ・エルの神の奇跡。

 その説明を受けて一連の流れを見ていた市民達が、サラキ・エルに疑惑の念を抱いた。


 「イフ・エル。一旦、犯人の事は置いてもらって、試練を受けた彼のその後を聞いてもらって良いかい?」

 「そうだな。質問に戻るが、天使の試練から何が起きた?」

 「な、、!!? 貴様ら!! 無視するな!!」

 「サラキ・エル。無視はしてないから、黙って見ていてくれないか?」

 「ぐっ__シ・エル!!?」


 シ・エルの言葉の圧力に、サラキ・エルは萎縮し口を閉じた。

 その場にいた全員が、元司祭の悪魔の言葉に耳を傾けた。


 「試練では……恐ろしい悪夢と苦しみの繰り返しでした。試練に耐えらず、悪夢に飲み込まれた私は、気が付けば……悪魔として生まれ変わる強制的な選択を選ばされ、先程まで自分が人間だった事すら忘れていました」


 悪魔として生まれ変わる。

 強制的な選択肢。

 先ほどまで自分が人間であった事を忘れる。


 天使になる事は、一歩間違えれば悪魔にもなる可能性がある、という事実が露呈し。

 元司祭であった悪魔の言葉に。

 天使になる事は、神から認められた証明。と信じていた信徒達が震えあがった。

 

  「【血塗られた地獄ストロベリー・フィールド】に落とされたか……」


 シ・エルが、誰にも聞こえない程度にボソッと呟いたのを、ディアは横目で聞いていた。

 全員が映像に視線を奪われる中で、ディアだけがシ・エルの一瞬の含み笑いを見た。

 ディアは以前、葬儀場で見た不気味な笑みを思い出し、距離をおいた。

 

 「ふぃふぃ。お前が悪魔になった経緯はわかった。それから今に至るまでを話してもらおうか?」

 「悪魔になった後……、私は魔力の適正が優れていたようで、主様から力をいただき黒冠位悪魔ブラック・アーク・デーモン一体いったいになる事ができました」

 「主様? 黒冠位悪魔ブラック・アーク・デーモン一体いったい?」

 「主様の名前は……最悪魔邪神王:インク・B・アーク様。黒冠位悪魔ブラック・アーク・デーモンとは主様に仕える悪魔六百六十六体の事です」

 「ふぃふぃ。先に黒幕の名前が出たな。たいそうめんどくさい称号だな」


 悪魔の邪神王。

 その単語を聞き、市民達が騒めきだす。


 「そして、世界各都市の住人から、ある人物・・・・を探すように命令されたのが主様からの最初の命令でした」

 「ある人物・・・・を探す? 何故都市の住人なんだ?」

 「現在、各都市のどこかに、探しているある人物がいる。という情報があり、実行していたからです」

 「その人物とは何だ? 誰のことを言っている?」

 「この世界の創造神:アーク・A・ディアの生まれ変わりが、この現世に転生しているという情報を耳に入れたからです」


 創造神:アーク・A・ディア。

 という言葉が聞こえた瞬間に、ユーサは心臓が止まった感覚を感じた。


 「なによそれ……。その生まれ変わりを悪魔達が探しまわる過程で、私達は酷い目にあったって事?」

 「創造神って……あ、映像の悪魔達が言っていたな? 確か、神の依り代とか」

 「ソイツのせいで、俺達市民が巻き添えになったのかよ……ふざけんな!!!」


 ユーサの感情とは裏腹に、市民達の怒りの声が広がっていく。

 悪魔の黒幕が、ディアを狙っていた事にユーサは驚き汗ばんだ。


 ー 人間は未知の存在に恐怖する。自分達とは違う異端者には、差別や拒絶する弱い心を持っている。 ー


 ユーサの脳内で、ジャンヌの言葉が再生されていた。


 ー 別に脅おどしている訳ではない。この世界全部・・・・が、君の敵になるかもしれない……と忠告しているだけだ。君の奥さんと娘を、危険に晒さらさないためにも知る必要が君にはある。 ー


 ジャンヌの召命いち

 自分の妻が、創造神:アーク・A・ディア。と、この瞬間に。

 映像を通して自分が住むザキヤミの市民達に知れ渡るかもしれない。

 何をされるのかわからない。

 脳内でイメージする最悪の恐怖に、ユーサは息を止め、震えながらその場に立っていた。


 「あなた……」

 「え?」


 ディアの心配そうな声で、呼吸を取り戻すユーサ。


 「大丈夫……なのかな……」


 震えていたのは、ユーサだけではなかった。

 話の流れから、自分達が悪魔に襲われた時の事を思い出したのか。

 ディアが、ユーサの手を震えながら掴んでいた。


 「……大丈夫。僕がいるから。大丈夫だよ」


 握られた手を握り返し。

 声が震えないように、ユーサはディアを励ました。

 ユーサの言葉により、ディアの目の色が少しだけ晴れていった。

 

 「ふぃふぃ。何を言ってるんだ、雑魚市民共ぉー」


 雰囲気に似つかわしくないイフ・エルの声に、ユーサを含むすべての市民が映像に再び目を向けた。


 「悪いのは、悪魔共・・・だ。勘違いしてんじゃねぇぞ、雑魚メンタル市民共が。その生まれ変わりの転生者は悪くねえだろうが。もしかしたら、それが自分かもしれないだろ? そうだったらどうするよ? 弱い人間ってのは、すぐ自分より弱い誰かを標的にするから人間ってのは弱者と思われんだよ」


 イフ・エルの言葉に、市民達が説教をされ何かに気付かされた子供のように、態度を改めた。


 「イフ・エルの言う通りです、市民の皆さん。悪いのは創造神の転生者ではない。悪魔であり、今回の騒動を引き起こした黒幕。インク・B・アークです。そして……」


 イフ・エルの言葉に続き、シ・エルが市民達に大袈裟な演説をし始めた。


 「今回の事件の元凶はユーサ・フォレストではない。という事が証明された。という事にもなるので、ユーサは無罪放免で大丈夫かな? サラキ・エル」

 「ぐっ__!!? で、、デタラメだ!! その悪魔を使って!! 奇跡を使って!! 民衆を味方につけて!! 我を陥れるシ・エルの策略だっ!!!」


 サラキ・エルが抗議の声を上げる。

 しかし、その場にいる誰もがサラキ・エルに味方する者はいなかった。


 「な、、何故だ!! だ、、だれか、、助けろ!!」


 冷たい目線を送る市民、指示に従わない信徒。

 そして、冤罪をかけられそうになった、今にも殴りかかりそうな怒りの形相をしたユーサ。

 サラキ・エルのこの後の悲劇は、火を見るよりも明らかだった。


 「ふぃふぃ。終わったな。これで仕事から解放だ」

 「アン。もう帰っていいか? シ・エルの指示は終わりというコトデ」

 「ん? いや、アン・エル。お前まだ……」


 イフ・エルとアン・エルがザキヤミ地区の結果を見ずに解散しようとしたその時。


 「ドチビ、アンは帰るぞ。。もう働きたく……!?」


 アン・エルがその場を離れようとした瞬間であった。

 元司祭の悪魔がいた場所に、大量の【黒い悪魔】が床の魔法陣から現れた。


 「十……二十……三十……ンー。多分、百を超えるな」


 数を数えるのを止めたアン・エル。

 そこには、ユーサに似た悪魔が大量に出現してイフ・エル達に牙を向けていた。


 「「「AッHッHッHッHッHッHッHッHッHッHッHッHッHッHッ!!!!!!」」」


 半分骸骨の顔をしたユーサに似た悪魔が全員笑い始めた。

 

 「なんだ!!?」

 「あちらの天使様達の所に、映像に映り切れないほどの悪魔が!!」

 「しかも全員フォレストさんそっくりじゃないか!!?」


 ザキヤミにいる市民達が、映像に映る大量の悪魔に目を移した。


 「何を裏切ってやがンダーー!!!? 五百三十五番!!! せっかくきてやっていたのに!!」

 「その紫の天使は強いが、我らを完全に殺す事はできない事は、お前が教えてくれたからな!! 大勢でその紫の天使を殺せ!! 我が主様の為に!!!」

 「半分で充分だ!! 残りの半分は、市民共を皆殺しにして来い!!!」


 百体近くのユーサに似た悪魔。

 その半分が、ここから離脱しようと空に浮かび始めた。


 「ふぃふぃ。これは面倒くせぇなぁ」

 「おや? どうしたんだいイフ・エル? 君らしくない。バカにされてるよ? 怒ったらどうだい?」


 シ・エルは何故か嬉しそうにイフ・エルをあおっていた。


 「デコピン一発いっぱつで死ぬような雑魚が百ステージとか、どんなクソゲーだよ……。ヤル気出る訳ねぇだろ。……あ! アン・エル!! お前はシ・エルの指示が終わってねえからここで終わらせとけ」

 「コートーワールー^ー^」

 「お前、シ・エルの指示。忘れたのか?」


 イフ・エルは、空を飛んでここから離脱しそうになっている悪魔達を追うわけではなく、アン・エルの方を見て、言葉を続けた。


 「シ・エルの指示は、みっつ。

  いち:市民の無事を確保せよ

  :親玉の悪魔を殺さず、生かして情報を得ろ

  さん:俺達、破壊神の七天使セブンス・ヘブンの実力を映像で世界に見せつけろ」


 イフ・エルは指を三つ。アン・エルに向けて刺しながら説明し始めた。


 「お前、ひとつしか達成できてないじゃねぇか? 今こそ、あのクソゴミ悪魔どもを一掃いっそうしろ」

 「コートーワー……^ー^」

 「因みに、全部達成で、特別給与だけじゃなくて特別休暇・・付きだぞ?」

 「コートーワーラーヌー!! 本気ダスーー!!!」

 「今更だが何で、機械がそんなに休む事に執着するんだよ」

 「ナニを言っているんだ? ドチビ? 機械というのは、勝手に動かない。誰かが使って動く事の方がほとんどだ」

 「何で誇らしげなんだよ、ポンコツ」

 「アト。機械も使い続けると壊れるんダゾ?」

 「都合の良い時だけ自分を機械と言うな。ガラクタ」


 休暇・・。という言葉に釣られたのか。

 アン・エルは、天使武器と呼ばれていた巨大な【洗濯バサミ】を右手に【ハンガー】を左手に持ち始めた。


 「天使武器解放。怠惰の武器ベルフェゴール


 アン・エルの周りに赤色のオーラが現れた瞬間。


 「 ≪ - 全て魅せよう …… 恥ずかしがらないで ー ≫ 」


 巨大な洗濯バサミとハンガーの【不死鳥】の彫刻が赤く光り始めた。


 「≪ 【神の奇跡エル・ラーク】 ≫ ≪ 【溶け合う炎ラバー・ボーイ】 ≫【乞いする夢の目覚めプリティー・ガール】」

 

 アン・エルが奇跡の呪文を唱えた瞬間。

 トランスフォーマーをするかのように洗濯バサミ・・・・・ハンガー・・・・が。


 ガシャン! ガシャン! ガシャン!! プシューー!!!


 と機械音を出しながら、物騒な巨大な重火器・・・散弾銃・・・に変化した。


 「マズハ、空を飛ぼうとしてるヤツからダネ、【溶け合う炎ラバー・ボーイ】。っていうか……」


 右手に持った巨大な大砲と見間違えそうな重火器を、アン・エルは空に向けて叫んだ。


 「アンの仕事!!! 増やしてんじゃねええええええええええエエエエエエぇぇぇぇぇぇえええーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 天使とは思えない、罵声。

 耳が痛くなるような高音の機械音と同時に、重火器の先から巨大な炎の海が空飛ぶ悪魔達を飲み込んだ。


 「AAAAAA----!!!! あttっつううううううああつ熱っ!! 熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ熱っAAAAAAAAAAAーー!!!」


 火炎放射器のような炎に飲み込まれた悪魔達は、空を飛ぶのを止めて地面に何度も転び、火を消そうとしていた。


 「アンの炎は、働きモノでね。一度浴びたら最後。死ぬまで絡みつくヤバイボーイみたいな炎ナノ。地上の悪魔も掃除シトクワ」

 「ぎいいいいいいいいいいいあああああああああああああああぎゃアアアああアあああああああああああああああAAAAAAAAAAAAAAAーー=!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 空を飛んでいた悪魔だけではなく、今度は地面に立っていた悪魔達に火炎放射器の炎をお見舞いしたアン・エル。

 その後。辺り一面は山火事が起こったかのような大火事。

 そして、現れた百体近くの悪魔達が、黒焦げになりながら断末魔を上げていた。


 「あつぃ!! アツ!! Aッ!! 熱ッ!!! 熱ッ!!! 熱ッ!!!」

 「そ、、、そんな、、俺ハ、、俺達は、、悪魔の、、主様から力を得て、、強くなったんだ、、こんなの、、あんまりだ、、、人間共を皆殺しにしたかったのに、、、!!」


 最後の数体。

 残った悪魔達が黒焦げになりながら。

 消えない炎と戯れるように。

 逃げるように。

 泣きながら声を出した。


 「ソウカ、なら悪魔になった時点で……悪い夢だったんダナ。これ以上悪魔として働くナ。もう眠レ。【乞いする夢の目覚めプリティー・ガール】」

 

 アン・エルは呪文を唱えながら左手に持つ巨大な散弾銃を、黒焦げになった悪魔達に向けた。


 BANッ!!!!


 「目が覚めて。悪夢終了ゲーム・オーバーだナ」


 まるで、悪魔達を悪い夢から覚ますアラームのように。

 アン・エルは残った黒焦げの悪魔達を左手に持った巨大な銃が、肉も灰も残らない程に悪魔達を木端微塵こっぱみじんにした。

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