第2話

無視された半年間、おもちゃのようにただそこにいるだけの存在に扱われて、グループでやらないといけない授業もずっと無視をされて、勝手に進められていた。


そして、そんな地獄が終わった・・・終わらせてあげたと思っているんだろうが・・・俺からするとまだまだ地獄だ。


「ついでに、クラスにも言う。お前らやったことは普通じゃない。虐めにしてはかなり悪質だ」


春「ゆ、ゆうこれは虐めじゃなくてさぁ」


「自覚ないの??いや自覚しても誤魔化そうする時点でやばいかな、・・・このクラスの中にもやり過ぎと思う奴もいるからも知れないが・・・俺は何回も俺はこのクラスの全員に話しかけている・・・つまり、無視をした同類だ。」

春は一歩後ろに下がり、黙って俺を見ている。クラスメイトは何人か、下を向いている。


ヒロ「お、おいゆうどうしたんだよ?厨二でも拗らせたのか?」

ヒロが俺の方に向かって来る。


「そう思ってろ、こんなことして、厨二とか冗談でも言える奴に、説明とか気持ちを言っても理解出来ねぇよ」


ヒロ「優、何を言ってるんだ??俺はな・・・お前が・・・!上手く他人と関わらないのがいけないだろ」


ヒロはこう言っている。だけど、春・・・夏・・・昔は仲の良かったメンバーを含めてクラスメイトは違うようだ。

「そうかもな。でも俺は宣言するよ。虐められたと。」

 春の目は赤く泣きそうになっている。・・・いや泣きたいの俺だよ。


 「おい、おい、どっかの誰かが被害妄想を語って、春を犯人のように言うクズがいるぞ。」

 マジで、イカれてるコイツ。 


「ヒロ!!そしてクラスメイト、一生恨んでやるよ。」


「・・・はぁ、ちょ、何だよ。カッコつけてさぁ」

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