第2話 2043年9月4日~2043年10月1日

白狐「ひとまず今日は休んで、

   B-27の編隊を待つか。」

~翌日~

上空を飛行中 爆撃機の編隊を確認

白狐「ちょうど5機、あれか」

通信「B-27の編隊を確認。破壊する」

白狐「ロケット弾は4発と20ミリが200発

   いけるな」

燃料タンクに被弾するも編隊の破壊には成功。

疲れたのでその日は早めに報告を済ませて、

二式艦上戦闘機の修理をして、直ぐに寝た。

ただ、その日から全然攻撃が来なくなった。

来るとしても2日に1回戦闘機が来る程度。

そして10月1日 上空を飛行中、見たことの無い

爆撃機を確認した。しかも7機

本部と通信中に、新型機のB-29と判明。

確認が遅れ、編隊に向かっている間に

東京都心部に爆撃を開始していた。

まだ爆撃をしていない2機、そして

爆撃中の3機を撃墜し、その後残りの2機は

応援に来た雹蒼と破壊した。

ただ、5機の爆撃で東京23区の半分は

ほぼ壊滅状態に。

二式艦上戦闘機と三七式艦上戦闘機も

負傷してしまったため、本部に帰還した。

ラジオ「先程の爆撃による死者、

    行方不明者は490万人にまで...」

白狐「日の丸があるか見てして直ぐに攻撃してれば

   こんなことには...何で確認なんか

   取ろうとしたんだ。」

雹蒼「もう起こったことを悔やんでも

   何にもならねーぞ。」

そうだ。もう起こってしまったことだ。

俺にはもうこの状況をどうすることもできない。

"ただ復興を待つだけ"だ。

上官に何かできないかと聞いても

「被害を半分に留めただけで十分な成果だ。

 もう君は十分やってくれた。今は休め。」

と言われた。

雹蒼「上官にも言われただろ。もう休もう。」

白狐「ああ。わかった。」

実は先程の戦闘で一斉に14箇所から銃撃を

受けたせいで左足と右肩、左腕を負傷している。

一度医務室に行ってから自分の部屋に帰ろう。

~医務室~

白狐「すまん 少し邪魔する」

紫音「いいよー、って、

どうしたのその傷!?」(如月きさらぎ 紫音しおん)

白狐「さっきの爆撃機との戦闘で」

紫音は俺の幼馴染だ。海軍に入隊後、

医務室で働いている。

白狐「医療セット貸してくれ」

紫音「もう私が手当てするから座ってていいよ!」

白狐「あ、ありがと。」

紫音「うわぁ、結構深く15ミリが

   入っちゃってる、痛かった?」

白狐「ああ、うん(距離ちけぇ)」

紫音「はいっ、終わり!お大事にねー」

白狐「ありがとな。」

よし、部屋に帰ろう。紫音ってなんか優しいけど

距離が近いんだよなぁ。美人だから無駄に照れる。

~白狐の部屋~

白狐「あー疲れた」

あとは報告書を書いて今日は寝よう

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