第141話 悪事が行われたように聞こえる
ミカ、マキ、モエの小学生の女子三人は、なにかというと張り合う。
「昨日、私の誕生日だったんだけど」
ミカが言った。
「パパが、こーんな大きいぬいぐるみをプレゼントしてくれたんだよ」
「うちの誕生日のときのほうがすごいよ」
マキが口を開いた。
「パパ、あたしの好きなキャラクターの着ぐるみを身につけてきてくれたんだから」
「私の誕生日のほうがもーっとすごいよ」
モエがしゃべった。
「お父さんが勤めている会社の人たちが組織ぐるみで祝ってくれたんだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます