第四章 裏手紙

 私は、君の訃報を知った時、久々に万年筆で手紙を書いた。


 三枚ばかりの字の大きくて下手くそな字の、文章ですらまとまってない。


 でも、思いのたけを書いたような気がするような気がする。


 それでも、日々、色々な思いがある。


 君は、私が心配で虹の橋を渡る途中で何度も振り返っているのではないのだろうか?


「大丈夫!」とは言えないが、まあ、しばらくは、この下らない地上でバカ騒ぎをしながら生きるだろう。


 君は、私にとって私史上最強無敵の友だちだ。


 一番大好きな友達だ。


 だから、今はあえて言おう。


「行ってらっしゃい。また会えたら、馬鹿話をしよう。先生たちも巻き込んでどんちゃん騒ぎをしたい」


 それが今の願いだ。


 いい先輩ではなかったし、いい大人でもなかった。


 でも、君はやっぱり、最高の友だちなのだ。

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