第2話
何故私は今、旧友と共にラーメンを啜っているのだ。
と思うと、急に友人が私のラーメンのスープを飲み干した。
「体に悪いぞ。」
「黙れ。」
私は驚いた。
前まではこんな奴じゃなかったのに。
そして私は何かに勘づき、ゆっくりと唸り目を開けた。
どうやら夢を見ていたようだ。
暗く静かな殻の中で右目を擦る。
ボオオオオオオ
熱い!痛い!誰か助けてくれ!
摩擦で、目が燃える。
火は轟轟と燃え盛り、左目にも引火する。
熱い!熱すぎる!
しばらくもがいたあと、ヒコザルは目の前が真っ暗になった。
くそ!何も見えやしない!
そうして両目が再生するまでの間、彼はまた深い眠りにつくのであった。
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