第1章キャラクター/地名紹介
ティアナ(16)
本作の主人公。短い茶髪に黄色の目。背丈は平均。普段は支給された白いローブに身を包む。龍選者の一人。『癒し』の力に秀でており、翡翠色の魔力を持つ。攻撃魔法に適性が全くと言っていいほど無い。反面、結界魔法と回復魔法に高い適性を持つ。お気に入りの錫杖を置いてきたことを本当は後悔している。
ゼク(16)
龍の血を体に流す少年。吸い込まれるような黒い目を持つ。両親は不明。藍色の翼と鱗、額に二本のツノを持つ巨大な龍に変身できる。ある程度の魔法は扱うことができるが、本人は肉弾戦を好む。ティアナと同じ年齢のことはお互いに知らない。
フィーナ(?)
ティアナのお目付役であり龍使徒。銀髪で細身の美女。自身の体に赤い龍を宿していた。龍崇教の教えに従順であり、違反者であれば私情を挟まずに抹殺する冷徹な一面を持つ。龍皇からの信頼は厚い。怖い人は龍神官長。
ガレニア(?)
叛徒の一員。虎の獣人。全員が生き残るためならば撤退も難なく選択し、敵に背を向けることを気にしない。叛徒達の指揮官であり、多くの獣人から信頼を集めている。伏兵や小細工などの相手を翻弄する手をよく使う。口は悪い。
エル・ビー(?)
多様な武器を内蔵する人型の岩ゴーレム。独眼。手首を外すと銃口が現れ、そこからあらゆる砲弾を発射する。主な武器は閃光弾や散弾、鉛玉など。短刀や毒矢も放てる。
龍神官長(?)
見た目は優しげなおじいさん。フィーナは怖がっている。花が好き。
龍皇魔法師団
龍皇直属の護衛部隊。魔法を得意とする者の集まり。ゼクを撃ち落としたのは魔法師団長。
龍騎隊
龍に乗って戦う最新の部隊。まだ数が少ないため、ティアナ掃討の失敗による損失は割と痛手。
メリッサ(16)
ティアナと同じ龍選者。武の象徴。
フォル (16)
ティアナと同じ龍選者。魔の象徴。
龍皇(?)
デライアンを統治する存在。龍崇教の最高指導者。肩まで伸びた白金髪と年齢に似合わぬ若々しい外見を持つ。着ている白いローブに刺繍されている紅と蒼の龍が特徴。彼女の前では隠し事は不可能。信者達は忠誠心をただ捧げるのみ。彼女の想いなど知る由もない。
龍崇国デライアン
大陸最西に位置する宗教国家。国民の全てが龍崇教を信仰する龍崇者。統治者は龍皇。叛徒達と長い争いを続けている。龍と共に歩むことを選んだ謎多き国。
叛徒
龍を嫌う者達。獣人やゴーレム、亜人、悪魔に魔獣に人間など、構成する種族は多種多様。それゆえに仲間を見捨てることはしない。義理堅い者が多く、仲間を助けてもらった恩は敵であろうとも必ず返す。誰であろうとも快く受け入れるため、不定期に仲間が増加している。首謀者はガレニアとエル・ビーを含めた五名。
龍崇者
龍崇教を信仰する一般人の総称
龍使徒
龍を体に宿す者。いつでも呼び出せる。適応者が少ないため、数は少ない。
ハルファース
デライアンの中央に位置する巨大な神殿。最奥には龍皇が座る玉座の間がある。
龍選者
龍に選ばれた者の総称。歴代の龍選者は全て国の一線を支える人物になった。国を逃げ出した龍選者はティアナが初めて。
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