悪役令嬢は魔法少女
楠木麗亜
第1話異世界で、悪役令嬢と魔法少女やることになったぁ?
『とっとと死ね二股クソ野郎』
雨の音のなか大声が響き渡る。
低身長で小柄な体型の少女が、男子生徒らしき人物の胸ぐらを掴んで、今にも殴りかかりそうな勢いがある。
周りから2,3人が止めに入ろうとするが、遅かったようだ...
右のストレートが男子生徒の顔面にクリティカルヒット。
小柄で華奢な少女から考えられない強さの一撃に、男子生徒は2回転して中を舞った。
その後先生方に連行され、強制的に帰宅させられていた。
自宅に帰宅するや否やいきなり泣き出して、泣き崩れていた。
(いや~女性というのは分からない物だととても思った)
『え??』
少女は家の中を確認し始めた。
(え、誰が喋っているか?だって、あーその近くの電信柱に止まっている紫色の鳥です〜。)
『は??』
少女は困惑した顔でこちらを見ていた
翼で手を振ってみる
(ここですよ!!)
『いや、見えてはいるんだけどね、なんで鳥が3メートルも離れているし喋ってんの??』
(テレパシーですかね)
『テレパシー…?』
(テレパシーをご存知ない???、SF映画とか見ないんですか?)
『例えば??』
( E.P とか メイン ブラック 、ハルマゲドンなどです)
『何一つ見たことない…』
鳥は翼で頭を抱えたが、切り替えてから。
(そんな事はさておき、今からあなたは悪役令嬢兼魔法少女として異世界に召喚されて頂きます)
『ん?』
(言葉が難しかったですか?英語とかの方が良かったですか?)
『いやいやそこじゃない内容が非現実的過ぎて..』
(理解されてるようなら良かったです、早速異世界へ召喚しますね!)
『ちょっと待てぇぇぇい』
鳥は首を傾けた
『いきなり召喚って...』
(説明面倒いので簡略で)
『大事なところを簡略すんなよ!!SF映画の話の方がいらなかったでしょ!』
(召喚手続き完了してるし、飛ばすか!)
『おい、焼き鳥にすんぞ??』
その時少女の立っていた地面に、魔法陣が現れた。
(異世界転移申請完了、転移まで3秒)
(3、2、1、転移魔法陣作動、転移開始)
少女は一瞬で自宅から、姿を消した。
悪役令嬢は魔法少女 楠木麗亜 @kusunokireia626
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。悪役令嬢は魔法少女の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます