配信も終了のお時間

「…はい。みんなどうだった?」


【酒の肴にはなりそう】

【ゼウス:隠し撮りよくない】

【オーディン:この動画って残る?】

【しれっとゼウス達いるw】

【ハデス:なかなか面白いな】


「おおと。これもしかして神結構俺の配信見てたりする?神の人ぉ」


【ノ】

【はい】

【呼んだ?】

【いるよぉ】

【結構いて草】

【ゼウス:はぁい】

【オーディン:ノ】

【ハデス:(`・ω・´)ハイ!】

【神のAA草】


「多いね。神に支給されるスマホってHowtube入ってなかったけどなぁ」


【ゼウス:私が普及させた!】

【オーディン:僕が宣伝した】

【ハデス:俺がやりました】

【名前分かるやつら全員じゃねぇか】


「……アーカイブ残そうと思ってるけど大丈夫かな?」


【ゼウス:大丈夫でしょ】

【オーディン:最悪スサノオさんとビシュヌさんとシヴァさんの武闘派トリオに頼んで鎮静化させてもらう】

【日本神話とインド神話仲いいのかよw】

【ハデス:他にもブラフマーはクロノスとかとも仲いいし】

【ゼウス:まずまず神話同士で仲が悪いとか全くないよ】

【オーディン:弟も最近よく日本神話の人たちがいるエリアに行ってる】

【エリア?】


「教えてあげよう!天界の神の住居は各神話ごとにエリア別れしているのだ!なぜかって?神話ごとの行事でクレームが入らないようにするためなんだって」


【ゼウス:僕の前任が言ってたよなんか結構前にどっかの確かクリスマスだったかなギリシャ神話勢のみんなが教会で歌ってるのがうるさいっていろんな神からクレームがあったからそうしたんだって】

【そんな過去が】

【オーディン:あれはひどかったそうだね。北欧からもロキがデモに参加して行ったらしい】

【草】

【話聞く限りほとんど当時生きてた神はいない?】

【ハデス:いるぞ】

【ゼウス:今まで一度も入れ替わったことのない神いるよ】

【オーディン:カオスさんを筆頭に各神話の原初が大体そう】

【まじかよ】

【ゼウス達って神になって何年目なの?】

【ゼウス:大体3~400年目】

【オーディン:まだ8年目】

【ハデス:600年目】

【!?】

【オーディン和解!】

【一体何歳で死んだというのだ】


「すまんここ俺の配信なんだよ。そういうのはオーディンにチャンネル作らせるからそっちで頼む」


【オーディン:僕も作るの!?】

【コラボ配信待ってます】

【ゼウス:仲間外れよくない】

【ハデス:いっそのこと神の配信者グループ作るか】


「それいいかもね。作っちゃう?」


【面白そう作って欲しいというか作れ】

【ゼウス:参加希望】

【オーディン:同じく】

【やる気満々じゃんww】

【オーディン:はめられた!】

【ハデス:お前は仕掛けた罠に動物がかかったら自分が悪いと思うか?】

【正論?を躊躇なくぶつけてくるスタイル】


「さて、妖怪ウォッチ続きやるか!」


【振り返り終わるの早!】

【過去は振り返らないっタイプ】

【そこに痺れない憧れない】

【続きぃ】

【ストーリーが全然進まないぃ】

【のに平均レベル30言ってるという】

【なんというか】

【ゼウス:後々を考えた攻略?】


「いや、ストーリー攻略したら本アカの方からいくつか引っ張るから今の主要陣からリストラ出るかも」


【じゃあ意味ないやん】

【なにこいつ】


「コレクションするからね。ちなみに本アカの方にいるやつらはレベルはマックス多いけど能力はあんまり育ててないよ。それに正直いあつかんのスキル持ち引ければ最初は勝ちだと思ってる」


【どんなこうか?】

【見方がサボらなくなる】

【なる】

【序盤の方結構サボるから強いスキル】


「…はぁ。すまん今日の所は急用でやめる。裏でレベルとか収集要素とかはやっておくからすまんじゃあな」


俺はすぐさま配信を消して自身の姿を透明にする。部屋を暗くしてがいつ来てもいいようにと構える。

ドアの横に立つ。セヌさんは…動かないな。気絶しているのか?バステトに関してはあいつ部屋に閉じこもって部屋隠蔽してるな。


ドンドン!


「ねえ。いるんでしょ?出てきてよ」


俺は当然黙秘して手元に拳銃を取り出す。そして扉の前に立とうと動き出そうとした気、その時扉がの塊によって吹き飛ぶ。扉はまっすぐと飛んでいき部屋の壁にあるクローゼットにぶつかる。神の力で守っといてよかった。少し痛む程度で済んだ。


「あれぇ?今さっきまでここで配信してたんじゃないの?いいや。全部壊せば出てくるよね?蝨溘h蜍輔¢」


何を言ったのかわからないそれは俺を本能的に動かした。拳銃を咄嗟に構えてそいつ。の頭に向かって撃つ。


少し地面が揺れた気がする。こいつは一体何をしようとしたのか…分からない。だがとりあえず追い出そう。


「セヌさん生きてるぅ?」

「死んでます」

「死んだのね。死因は?」

「死角から土の塊が心臓に入って一撃です」

「なるほど。あの死体は一応特殊能力で再生に時間かかるけどどこに捨てる?というかゼウス達に連絡するか」


prrrr

『急に配信切ってどうしたの?』

「いやそれがガイアがリア凸してきてさぁ。今一旦コロって鎮静化したんだけど今からそっち行って大丈夫?」

『うわぁうちの奴がごめんね。こっちで裁いて強制交代させるわ』

「ん。しばらく出そうになかったのにそのセリフから1日で覆ったな」

『そうだねw。誰を次にしようか悩みどころだね』

「俺の友達に死ぬか聞こうか?ww」

『面白そうだけど止めておくよ。できれば元から女性の人に任せたいね』

「じゃあ俺仲介できるやついないわ」

『青春を友達と遊ぶことと勘違いして過ごしてたもんねぇ』

「そう信じてたのさ。直近の死人でなんかいい人いるかな?」

『明日会議終わるから今から見に行く?』

「そだね。まだ11時にもなってないからね」


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