天文学的確率ではないがとても珍しい出来事
「インダブッキンフルンダッカ!?」
漁っていたら突然角から敵が現れた。
【wwwww】
【うっさ!ww】
【何語ですか?ww】
【なに?wwインダブッキン?ww】
【ここだけ切り抜いて拡散するわwww】
俺は何とかスピファのごり押しで倒し切るけど絶対近くに味方いるから確殺だけでも意地でも取った。アーマーコアで回復して最後の抵抗をと思ったが近くから足音がしない。
「あれ、単独行動者?なら回復するか」
医療キットを巻き始めてデスボの前に立っているとバコンという音がした。8位という文字が画面上部に出て視界が灰色になった。
「PUCK YOU!!!」
【パッキュー?ww】
【「ファ」の代用?ww】
【死んだねぇ(・∀・)ニヤニヤwww】
【チャンピオンまだ~?】
【この敵今やった奴の味方やんww】
「ッザッケンナ。クレーバーくぅん。近くにお仲間がいるんだったら教えてよ。なんで近くに同じクレーバーいたのに教えてくれないんだよ」
【そりゃ無機物だからだろ】
【クレーバー「俺のせい?」】
【社会って理不尽】
【🚙】
【多分リムジンのネタやりたいんだろうけどそれだと普通の車やw】
この配信の中でできるのは残り1回、何人が見てるかは知らないが最後くらいいい試合をしたい。というわけで「埋める」で行きます。
「最後くらいいいだろ。少しは慣れてきたし」
【こいつ埋めるにしやがったw】
【そこは最後までソロでやれよ!】
【ちょうど俺今埋めるでやってるし当たんねぇかな】
ロード画面、右上に俺以外の人物、名前は。「アモ〇アスやろうぜ」…いろいろ大丈夫なのだろうか。
『当たった!』
「!?え、何どゆこと」
『今配信見てるよ!ガチャ爆死したとこも見た!』
「見てくれてる人いたんだ。ありがとうございます」
【当たったのかよ!】
【当たったよ!】
【すげぇなどんな確率だよ】
『今大体100人の人が見てくれてるよ!』
「君すっごいハイテンションだね、一応聞くけど今何歳?もしくはなんか仕事してる?」
『先生、スプラリックくんがいじめる~』
「先生どこだよ」
『コメント欄』
【俺たちに振るなよw】
【いじめたらだめでしょ!】
【何度言えばわかるのよ!】
【案外ノリいいな】
余談だがスプラリックというのは俺の配信者としての名前だ、「幸」のラックと「春」のスプリングを混ぜて作った。いい名前だろ。略してスリだ。こうすると一気に犯罪集がするようになる。w
「残念俺は今コメ欄を見ていないから例えるなら学校で俺のいないときに友達が自分の話をしているような感じだよ!」
『う~ん例えが分かりづらい、20点』
「いつから文は点数評価されるようになったんだ。何使うの?」
『しょうがない。ちょっとオクタンで突ってくる』
「嘘やろこいつ」
さすがに冗談だった。味方さんの使用キャラはバリスティック。思わず俺は台パン。だってしょうがないだろ。そのスキンが通常じゃないイベントで入手できるタイプの課金スキンだったんだから。
バンッ!!!
「痛った」
『wwww』
「もうういいよ俺はミラージュ使うから」
『果たして使いこなせるのか。スプラリック先生の次回作にご期待ください』
「どうすればそのつながりになるんだよ。いや確かに使ったことは無いけども頑張るから」
ミラージュ、分身の術や透明化が使える。人気者になりたがっているのに透明化するのはおかしいと思う。ウルトで6人くらい増えるせいでどれだってなる。そこに2人に分身するエモートやったら人数エグい。
「どこ行く?」
『ガーデン。でさ、スプラリックさんって何歳で何者?』
「……自覚年齢は14、元人間の現代償の神」
少し考えた上で包み隠さず話すことにした。聞いたことがあるのだ。神の力の強さは知名度によって変わるとか何とか。
『それ本気で行言ってる?』
「人だったころの名前はまだ言わない。有名になったら多分強くなれるからそれでちょっとやりたいことやってそしたら人だったころの名前だしたい」
【???】
【つまりこいつを有名にすればいいのか?】
【これネタ?ガチ?】
【こういうのを嘘だと見抜けない奴は見るのやめた方がいいよww】
「今コメ欄どんなふう?」
『んとね、疑問が7割理解が2割嘘吐き呼ばわりが1割かな』
案外少ないものだ。てっきり嘘吐き呼ばわりが6割とか行くかと思っていた。
「まあ信じるも信じないも自由にしてくれ。近く公表できるといいがな」
『俺は信じよっかなぁ。Yで呟いとくよ。きっと有名になるよ』
「ありがとう。夢に関係する神って何がいたかなぁ。バク?いやバクは妖怪だな。じゃあヒュプノスだったか?」
そんな会話をしているうちに近くから足音が聞こえた。敵だ。
~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~※ ~
なんですかね。スプラリックって。ふざけてるんですかね。書いてて意味不明でしたよ。
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