第21話
そう思うとブオンという音と共に目の前に画面が出る。
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グラースナンフとは氷の精霊という意味です
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あーーなるほどぉ。
ってこんなの出るんだ。
そして私氷の精霊だったんだ、、、いやなったのかな?
んーよく分からないけど、氷の精霊みたい。
だからさっきから小さい光が見えるんだね。
街ではあまりなかったから気のせいかなと思ったけど、、、。
森に出てくるとめっちゃいるわ、、、。
なんか色々な精霊?がいるんだなぁ。
すっごいカラフル。
青、赤、緑、光などなど色がいっぱいあって、世界がめっちゃ明るくなった気がする。
うん、でもこれめっちゃ目がチカチカする。
ちょっとオフみたいなのできないかな?
そう思ったらフッと見えなくなった。
どうやら意識すれば見えるだけのようだ。
ガレスにも見せたいなぁ、、、。
でもこれは私が精霊だから見れる光景なんだとしたらガレスには見せられないのかな。
ガレス、何してんだろ、、、。
嫌いになった、とかじゃ、ない、、よね、、、?
嫌いになったかもって思うと心がギュッてしてまるで世界が真っ暗になる。
いつから私の中でガレスという存在がこんなにも大きくなったんだろう。
ガレス、会いたいよ、、、また撫でて欲しい、リアって名前を呼んで欲しい。
ポタポタと涙が零れている音がする。
いつの間にか泣いてたみたい。
それからまた2,3ヶ月くらい留守番をしていた。
でもいつからか悲しみは怒りになった。
ずっと私は留守番で夜に会えるけど、疲れてるのかすぐ寝る。
それに最近はガレスから血の匂いがする。
もしかして危険なことしてるんじゃ、、、。
そう思うと背筋が凍る。
よし!今日の夜絶対話をしなきゃ!
そう決心して、ベッドの上で正座してガレスを待つ。
ガチャリと扉が開く音がする。
ガレスが帰ってきた。
ベッドの上にいる私と目が合うと驚いた顔をする。
「ガレス、話があるの。」
そう言うと静かに扉を閉めると椅子をベッド前に置くと椅子に座った。
「ガレス、最近2,3ヶ月ずっと昼間どこかに行ってるよね?どこに行ってるの?」
そう聞いても俯いた状態でじっとしている。
何故何も言わないのか。
「別に怒ってる訳じゃないんだよ。ただ心配なの、、、。」
ガレスが私を見てギョッとした顔をした。
何でそんな顔をするんだろう?
と思った時、ポタっという音が聞こえた。
「え?」
頬を触ると湿っていた。
気付かないうちに泣いていたみたい。
私の涙を拭おうと手を伸ばすガレスを止めた。
ガレスに触れられるのを止めたのは初めてだった。
「すまない。心配をかけてしまったみたいだな。」
凄く沈んだ声でそう謝る。
それからガレスは静かな声で説明をしてくれた。
どうやら、ガレスは私が傷つき倒れたことを未だに気にしていたらしい。
そして、そんなことは二度と起きないように強くなろうと思って稽古をしていたみたい。
森の奥に入って、倒せるかギリギリの敵と戦うこともしたらしい。
だから血の匂いがしたんだ。
「俺はもうお前無しじゃ生きてけない。」
そう言ったガレスの顔はとても痛々しくて見ていられなかった。
「、、、明日私も一緒に行くから。」
そう言うとガレスは私の目をジッと見た。
私も見つめ返した。
ガレスは1つ静かに頷いてくれた。
明日、私は証明する。
私は守られるだけじゃなくて隣で共に立てるのだと。
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