第20話

一瞬ビクっと体が震えた。

怒られるかな?


「わかった。」


その声にパッと顔を上げる。


「少しだけな。」


その言葉に何度も頷く。

そうして私達二人は紳士服店に入るのだった。


結局少しでは終わらず、色々見て買ってから店から出るともう夕暮れになっていた。


その日は結局宿に帰ってご飯を食べると2人してすぐに寝た。


朝になり目を覚ますとガレスの顔が目の前にあった。


しかもすっごい近くてビックリして体が飛び上がった、、、と言いたいとこだけど、そうはならなかった。


何故か。

ガレスが私を抱きしめているからだ。


大声を出さなかっただけ偉いと思ってほしい。

起きようと少し体を動かしてみたけど、腕に力が入って余計に抱きしめられるだけだった。


ひゃ〜!!

ガレス早く起きて〜!!


と思っているとふわふわと頭が撫でられる。

そっと顔を上に上げるとガレスの目が開いていた。


少し目がボーとしてる。

そのまま数秒私の頭を撫でると急にピシッと固まった。


「す、すまない!」


そう言ってバッと体を起こす。

私はそれに続くように起き上がる。


「大丈夫!私嬉しかったから!」


わーーーーーーーーー!!

何言ってるのーーーーー!!


なんか気付いたら言ってることあるよね!?

そういうことだよ!!!(いやどういうことだよ)


「そ、そうか、、、。」


ガレスがそう言ってから数秒、なんとも言えない沈黙が続いた為無理矢理話題を変える。


「そ、そういえば今日はどこ行くの?」


そう私が聞くとガレスが何故か言いにくそうにする。


「、、、今日は留守を頼む。」


、、、、、、え?

それは、、、どういう、こと?


「悪い。今日は連れて行けない。」


、、、、、うん。

仕方ないよね。


そういう時もあると自分に言い聞かせる。

ほんとはガレスとずっといたい気持ちを抑えて。


「わかった。行ってらっしゃい。」


そう言って見送ってからもう10年は経っているのではないだろうか、、、。


というのは嘘だけど、それくらいに感じた。

夜も遅く、寝る時くらいしか顔を見ない日が続いた。


何もしないのも退屈だから、私は1人で街に出て図書館で勉強していた。


たまにこっそりと街からも出て森で1人、特訓をしていた。


今の私は何ができるのか把握する為に。

だけど今の私めっちゃ強い!


前までは少し凍らすくらいだった氷魔法が今ではカッチカチに固められる。


しかもオーガとかでもいけた。

それに精霊も割とはっきりとその存在を感じることができ、どんな事でもできる気がする。


えぇ、、、、まさかの俺TUEEEEならぬ私TUEEEE系だったの?


いや、何言ってんだ私。

とにかく、これならガレスの力になれる!


もっともっと強い奴はいると思うけど、それでも前より力になれることが前よりガレスを守れることが何よりも嬉しい!


神様!ありがとう!!

、、、、、ステータス確認したいんだけど。


いけるか?

出させてくれないとかないよね、、、。


いや、あの面倒くさがりなら有り得るか?

いや!どの面倒くさがりだし!


と、とにかく、、、やって、みるか、、、、。

ス、ステータス!


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名前:アベリア

種族:グラースナンフ

Lv:48


HP:740

MP:780


STR:680

DEF:720

MAT:820

MDF:760

AGI:640


【スキル】

・氷魔法 ・風魔法 ・火魔法 ・精霊魔法 ・治癒

・気配察知 ・隠密

・言語理解 ・人化


【加護】

・創造神・魔神・覇神・精霊神


【称号】

・精霊の子 ・異世界から来し者

ーーーーーーーーーーーーーーーー


よっし!良かった!

頑張ったんだね!偉いぞぉ!!


にしてもなんでスキルのレベル表記がなくなってんだろ、、、めんどくさかったのかな?


あとグラースナンフ?ってなに?




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