第20章・後悔

ラミアの上に乗っていた、いつものように早起きした。

ヌギは僕の上に乗って休んでいた、立ち上がると堂々とソファに飛び乗った。

言いたくもない、暴力を受けたような気がして、呆然としていた。ラミアは片方の手を頭に上げて立ち上がった。

「今のは何?まさか…毒を飲ませた!?変なことしたの!?」着てた服があっても、自分の体を守っていた。

「何で僕がそんなことを?そもそも、お前に興味がない」

「あ、そう…!」と、むかついたように答えた。

「あの女神のせいだ、耳のない女神だ・もうそんなことが起こらないはずだ」

2階では、誰かが床を叩いて怒っている。困惑して彼女を見た。そんなの聞く必要ないだろってくらい緊張した。

「何でもないよ、無視無視」

「まあ、終わりましょうよ」数分、彼女を抱きしめた。

「何か感じる?」

「う…ん…さあ?」彼女を解放し、出口に向かった。「終わりだ、帰る」

「でも、じゃ…何か感じたか!?」

「知っていたらどうするの?それに、恋人を作ることに興味はないだろう?」

「助けたから、あたしも知る権利がある、そうでしょ!?そうでしょう!!?」実験結果を知りたがっていた。

「興味のない答えに、あの貸しを無駄にしたくないでしょう」振り返らずに手を振って別れを告げ、その場を後にした。

もうすっかり暗くなり、つるが琥珀色に変化して外を照らし、いい雰囲気になってた。

森の葉も、それなりに白っぽい光沢を放っていた。

慌てて追いかけてきたラミアは、ドアを半開きにしたままだった:

「待て!」

「しつこいな。そんなに知りたいの?」

何か大事なことを伝えたいようだったので、止まった。疲れて、振り向きもしなかった。

「気持ちはよくわかる!あたしたちも…弱い神だよ!今でも皆まだ悩みむよ!あたしたちだって死ね権利がないよ!…過去は変わらないけど、愛する人を幸せにするために努力している!!だから…死ぬのは諦めろ!」不安げな彼女の口調は、友人を心配するようなものだった。

自分の過去を見ても、そんな言葉をかけてくれるとは驚いた。僕は誰も愛していない、クズと思った人のために努力することもなかった。

「いちいちどうしたんだ?…」とつぶやいてから、こう答えた:「やりたくても、死ねないだろう。そんな心配は無用だ」気まずい沈黙が続いた。なぜか悪いと思って、彼女の方に顔を向けた。「確かに、君を女神になってもらいたかったね」

ラミアはそれをどう解釈していいのかわからず、むしろ物思いにふけったままだった。

とうとう帰ってしまった。どんな答えが出ても、それは偽りの希望かもしれないし、彼女への侮辱かもしれない。

「新しい友達はできたか?ムハハ」僕は黙って困ったように彼女を見た。「怖い、怖い!そんなに怒るな」

「本当に外してくれ。帰って休みたい」

嘘したから、僕の拒絶反応を高め、彼女の策略にはうんざりしていた。

「そんなにムゴンに会いたいの?ムハハ」自分だけが笑っていることに気づき、彼女は立ち止まり、肩をすくめた。「了解、行ってもいい」

それ以上何も言わずに、家に戻った。接点のない人とはハグをしないと誓った。

暗かったけど、まだ早やかった。呼び鈴を鳴らし、数分待った。ティラは誰かも聞かずに開けて、そこから頭を出した:

「なんだ…コリーか?」と、もっといい人がいるんじゃないかと、がっかりした様子で聞いてきた。

「白馬に乗って来なくてごめんね、かな」ティラは口元を覆ってにっこり笑い、僕を通した。入りながら、周囲を見渡した。「優しい人達はどこにいるの?」

「今は一人。彼女ら出かけた。あたしはいの荷物を整理していた。

「ぉ…じゃ、いい機会だから話してみようか」

「今は誰も見ていないから、いちゃするつもりか?」ゲラゲラ笑いながら、ドアを閉めた。

「人を殺したことが有るの?」

聞いたとき、ノブに手をかけたまま無言で固まってしまった。彼女の背中をじっと見つめると、数秒後、ギョッとした表情を浮かべた。

「なぜそう思うか?どんな質問しているの?」僕はただ見ていると、彼女は続けた:「…大魔王の過去を見たか?」

「そうだ」その話題に影響されたのか、彼女は肩をすくめた。「女神であることを知らないの?」

「彼はかなり不器用なので、会うのは避けている…」

「何で?」

「何でって!?『よ、魔王、お久しぶり。君も種族も消滅させたのはあたしはいだ』そう伝えてほしいの? それに…」黙って頭を下げた。

「それに?」

「言うわけないだろう!そなたの関係じゃないだろう!」迷惑そうに、物陰に隠れていた。

…どの口で言うんだ?他人のことに口出しするようになったのは、お前じゃないか…

30分後、周囲の音を邪魔して、玄関のドアを開けた。

「コリー!何でいつも床に寝転んでいる!?」と、慌ただしく話すヌグの後ろには、買い物袋を持ったムゴンがいた。

「心地よさを感じるから、させてくれ…」

ムゴンは空いた手で小さな笑みを隠した。

「そう?それじゃ、あなた様の許可があれば、入るよ」とえへらえへらように言った。僕の上を歩き、臀部から始めて、最後は首の後ろを踏んだ。

ヌグの足はとても小さく、体はとても軽かったので、僕の上を通ったとは思えなかった。

ムゴンは踏みつけた場所を揺らし、殺気立った目つきで、彼女の尻尾を逆立てた。

「コリー、ご・ごめん…」

「?別にいいよ」その行為をする勇気があったということは、僕たちに自信があったということかも知れない。「僕は何処で寝ればいいの?」

「ムゴンと?」と、当たり前のように無邪気に答えた。

「前回みたいなことがなければ、いいけど。せめて彼女になるまでは」

ムゴンは何度もうなずき、両手を扇いで、もう二度と起こさないという意思表示をした。

短い話を終えて、二人はキッチンへ。

「ティラ…ムゴンが会ってからティラはどんな人なの?」僕はどう表現していいかわからず、尋ねた。

台所に入ると、彼女は携帯で応え、僕は同じように彼女と話し続けた。

≪いつも冗談ばかりで、普段は優しい人だよ。<( ̄︶ ̄)>なぜそう聞くの?≫

≪ちょっと気になった、ずっと前から女神だったの?≫

≪約100年の差かな┐( ̄ヮ ̄)┌≫

≪彼女の何か個人的なことを話したことがあるか?≫

≪どのような意味で(・・ )?≫

≪なる前にどのように生きてきたか、何をしてきたか、とか≫

≪いいえ、決して話したがらない。しかし、何をしたにせよ、良い友人であることに変わりはない(„• ֊ •„)≫

あのメッセージの後、本当に何も知らないのかと疑いましたが、嘘をついているようには見えなかった。

ヌグが夕食を作る前に、僕は断って、寝室に行き、横になった。ティラも一緒にいて、僕との会話を避けていた。

夕食後、ムゴンは箱からオークの洋服ダンスに自分の服を整理した。僕は協力を申し出たが、自分の持ち物に触られるのを恥ずかしく思い、拒否した。

彼女の背中だけ見て、何もすることなかった。ノートやカードの入った箱、洋服を出てきた...そして、オレンジと黒の薄手の生地でできたエロティックな服を見せると、すぐに箱の中に隠した。

…何でそんな挑発的な下着を持っているかな?

彼女は僕に気づかれたかどうか確認するために振り向き、目が合うと、背を向け、両手を緊張してそわそわしていた。

隣に座っていたのは、自分と同じくらいの身長で、お腹がオレンジ色のペンギンのぬいぐるみ有った。

≪おやすみ≫、寝る前に手帳で見せてくれた。

僕もお返しをし、二人で同じベッドで背中を向けて寝た。今度は彼女がそのぬいぐるみを抱いていた。

寝付けなかった。ムゴンは疲れ果てて、無意識に寝返りを打ち、すぐに僕を抱きしめた。しばらくして、僕は何とか眠ることができた。

レム睡眠期に入る前に、赤みがかった灰色の斑点が無気力に侵された。

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