詩「肌」「星」


『愛の終わり』


眼球の裏庭から送還されて

びゅんびゅん走る血液信号

そこに混じる白い尖りがちくちくと

ぼくのやる気のなさとマンネリズムを刺してくる


男の子が欲しいのは剣と馬とお人形

樅ノ木に飾るベツレヘムのみしるしの如くに眼を奪い

自慢できる夜店のおもちゃ

蛍光塗装が剥げ落ちて

青や金色が失せてしまえば

地肌の見えた女の子たちとはもう終わり


墓場から聴こえる無音のオルガン

燃える水のような星灯り

永遠の誓いで口をふさがれたお人形


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素直な詩なのでノーコメントで。


 


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