小心者の私がVtuberになっちゃった

柚季 楓

第1話 新しい扉

Vtuberそれはなにか、主にLive2Dと呼ばれるイラストをアニメーション化させた物を指すのだが2018年現在度々その存在が世間で騒がれていた。


==================


私の名前は上里 琴音(かみさと ことね)、至って普通の高校1年生


顔は自分でも分かるほどに良いと思うのだが、

私の周りには誰もいない、何故こうなってしまったのかと言うと。

入学式終えた後陽キャ達はボウリングやカラオケなどへ行き親睦を深めていたらしいが、私は呼ばれていない、クラスの端っこに居る陰キャグループは基礎が固められていて入る余地がなかった。


学校へ行き授業を受け1人で帰るそんな変わらない日々を過ごしていた。

学校から帰っていつもと同じようにゴロゴロしながらBeTubeを見ていると私の好きなVtuberが配信を開始したと言う通知が来た。


___________________


『こんはろ〜ばるすかと言ったら私!白崎ゆずちゃんだよ!今日は雑談配信!ましゅまろいっぱい食べていくよー!』


:ゆずはろ

:こんはろー!

:やったー


『いきなりだけど読んでいきますよー!ひとつめ!「個人Vが増えてきてどう思いますか?」だって!私は嬉しいよ〜?前まで企業だけだったけど、それだけ人気がでてきたってことだしね!』


:最近新しいVがいっぱいで追いつけない、

:すごい人気だよね〜

:最近テレビにも載ってたもんね


『ゆずリスのみんなが観たい配信を見てくれたら私は嬉しいから、無理せず見て欲しいね!』


:はーい!

:はーい

:ゆずさいこー


««30分後

『ある程度マシュマロも消化できたし!ここからは重要なお知らせがあります!』


:なんだなんだ〜?

:重要か...

:これは熱いな


『なんと!Val skyこと「ばるすか」が新しいライバーを募集するみたいなの!募集内容は概要欄の公式ページから見れるから!応募してね!』


:な、なんだと、、、

:あつすぎる!!

:やっと2期生が入ってくるのか、

:はじめてのこうはい


『そうそう!やっと後輩が出来るんだよ〜!みんなも楽しみに待っててね!

大事なお知らせも終わったし!今日はこの辺りで終わろうと思う!またねー!』


:2期生楽しみだな〜

:とうとう先輩かー

:楽しみ

:ばいばーい


____________________


私も応募してみようかな、、、

なんて考えながら募集内容を見ていると、ギリギリ募集内容に当てはまっていた。

1時間ほど悩み、合格するはず無いだろうと思いながらオーディションへ応募した。














  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

小心者の私がVtuberになっちゃった 柚季 楓 @YuzkiKanade

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る