第二節 - 第二典章 Discover, Discrepancy!
前回、メディアアートとデジタルアートの違いが曖昧だと言い放ちました。筆先が曲がり跳ねている男、Σ T.Y.P.E.です。そんな絵が描けなさそうな女が今回はアート哲学に向かってゆきます。
このように勢いの良かった私ですが、いざ違いを調べてやろうと思った矢先、とんでもなく高い壁に激突します。ライブ感というのは危険なものです。
前回の質問で違いを調べてしまった方や元から知ってるよという諸兄からすればいかに前回までの私が滑稽であったか想像がつきます。では、デジタルアートの大体の定義を見てみましょう。
デジタルアート:コンピュータで生成されたものやソフトウェア上で加工、また
は何らかの計算処理をされて生み出された作品のことを指す。
メディアアートの派生形態芸術である(意訳)。
「メディアアートの派生形態芸術である」! つまりデジタルアートはメディアアートという大きなカテゴリの一部だったわけですね。そうなると電子上のメディアアートがデジタルアートとして映るのは必然だったです。似てるなんて話じゃありません。デジタルアートはそれ自体であると同時にメディアアートなんですから。
前回の質問の答えなんてどっちもというモノでいいわけです。下調べをしていなかった自分が恨めしいですね。白痴というのは怖いですね。誤解も生んでしまい、人様に迷惑もかけるし、批判されてもおかしくありません。こんな人間にならないようにしましょう(1敗)! 正直謝罪したい(願望)。
これでめでたしめでたし。僕の疑念は解決……
されていません。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????????????
貴様まだ自分の愚蒙さを認めないつもりかッ! いや、私は本気だ!
確かに言葉の定義ではメディアアートとデジタルアートは包含関係だ!
デジタルアートはメディアアートと呼ぶことができる!
だがな、俺の魂がそれを否定してるんだよ!
この胸のざわめきはなんだ!
答えろ!
はい。茶番はここまでにして、真面目に行きましょう。
実際、僕は納得がいっていません。確かに言葉の意味をたどればその通りなのは間違いありません。今やインターネットメディア上でそのような情報が多数あります。
ですが、僕の中で現在あるメディアアートをその言葉の通りにこれは「メディアアート」だと云うことには現実を突きつけられた今なお抵抗があるのです。
一部は納得できるんですがねぇ……。
自分にとっての言葉の前提が違うからでしょう。それを穿り出して(ほじくるってそう書くの……?)何とか納得を得たいです。
自分の中ではメディアアートとデジタルアートは独立したジャンルだった。それはきっとデジタルアートは現在ある美術の形式をデジタルの電子空間に作り上げたものだと思っていたからだ。
前回ニューメディアアートの四つを紹介したが、VR.Aは正直自分にとっては場所が仮想空間に変わっただけのデジタル上のアート=デジタルアートだと思っていた。
そういった自分の認知と言葉が食い違っている。ならば、この先私は自分の認知構造のみでこの芸術を語るという独りよがりな行為を犯さねばならない。じゃないと自分の納得は得られないだろうという謎の自信がある。
……なんだか音楽のジャンル分けをしているキヴンになってきたなァ。自分の知っている音楽だけでこれはなんだとうんうん悩む状況。それに近い。他人が教えてくれるケースもあるんだけど、Copilot(前回参照)君は何も答えてくれない……。
よし、いっちょ振り切って、自分の定義を作ってしまおう。それじゃあ社会の通念とは互換性がないし、謬見も生まれやすいけどこれしか方法がねえんだ。それに新しい言葉作っちゃえば問題はないだろうし。その概念が前からなかったわけだし。
それに、ここはエッセイ。あたくしの発露を惜しんじゃあ面白くない。
ここで説を展開するとまたもや長くなりそうなので今回はここまでです。次の典章で、言葉の定義づけから、僕の中の「メディアアート」を探っていこうと思います。
一体何典章続くんだこのトピック……? 今さらながら寒気がしてきました。今日は外出した覚えも換気をした記憶もないんですがね。
次回、第三典章。僕が正義だッ!! お前はルシフェルか!?
ついにメディアアートそのものを考える!!
レッドファイッ(read fight)!
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初心者へのバシバシな指導も、自分、お待ちしております。
<了>
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