生きてるだけで致命傷

井伊琴 乃(いいことない)

第1話 新卒の適応障害

はじめまして、伊井琴 いいこと ないと申します。


いきなり物騒なタイトルとはなりますが、新卒で入社し適応障害になってから、現在鬱に推移した私の経験談をお話しようと思います。


生き辛い、けれどどうすればいいか分からない


そんな人の心の拠り所になれればと存じます。

参考にしてください。


さて、適応障害とタイトルを付けましたが、実は私、この裏に様々な要因、というか素質が隠れていたようです。


ここからのお話は


・愛着障害

・アダルトチルドレン(AC)

・ADHD

・自閉症(ASD)


が含まれる内容となっております。

興味がある人はご一読下さい。


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給料の良い企業に入社することが出来た私。

人と話すことが好きな私は、研修で同期のみんなと毎日飲み明かす程仲良くなり、歯列矯正を始めたり脱毛に通ったり、好きな化粧をバッチリして出社する順風満帆な新卒生活が始まりました。


しかし「働く」というのは私が思っていた程甘くはなく、少しずつ、私の心を蝕む事となります。

(思い出していたらしんどくなってきたので、イチゴタピオカを飲みながら書いていきます)

※業種や企業の特定を避けるため、事実とは少し違う表現をします


入社日、副社長と一緒に営業先に挨拶をしに行きました。

やる気満々な私は挨拶をした先輩方や営業先の人々の名前を全てメモし、顔と名前、会社名を一致させ次訪れた時も「大谷さんですよね、お久しぶりです」と笑顔で挨拶することを徹底しました。


先輩方からも仕事を任されるようになり、新卒2カ月目にして一辺倒な仕事は全て一人でこなすようになりました。


それが地獄の入口です。


いくら仕事を一人でこなせるようになったと言っても、新卒なのに変わりはありません。

経験や知識が伴っていない訳です。


そこで問題が起こりました。


イレギュラーな出来事があったとき、私一人では何もできないのです。

営業先のお偉いさんは、私が新卒だろうが何だろうが知らないのです。忙しい中、いかに仕事を円滑にこなせる人と仕事ができるか、が重要なのです。


そこで私は営業先を出禁になりました。

理由は「話が通じない」です。


後から聞いたのですが、その営業先のお偉い様は癖が強く、今までも理不尽な理由で何人も出禁にしてきたそうです。


そんなこと知らない私は、一気に自信を失くします。


そしてこれも今思えばクソバカな話なのですが、やる気がどうしても出ない日、自分のモチベーションを上げる為に軽く香水を付けて営業先に出向きます。


これにもクレームが入ります。はい、当たり前ですね。


そんなことを繰り返し、好かれていた上司にも嫌われた私は居場所を失くします。


もちろん、仕事をする中ですごく優しくしてくれた先輩方はたくさんいました。それが唯一の心の支えでした。

(同期とも仲がいいのですが、他の同期の営業先が私の営業エリアとは死ぬほど遠い場所になり、一緒に仕事をすることは叶わなかったのです)


営業の裏方に回された私。


私、ここで何してるの?

みんな私のこと邪魔だと思ってる・・・

恥ずかしい、帰りたい


そんなことをずっと思っていたら、朝起きれなくなり、会社を休む頻度が増え、気付けば適応障害になっていました。


これが適応障害になった私の経緯です。


新卒らしいですね。


実はまだこの話、現在進行形で私に起こっている話ですので、更新頻度などまちまちになるかもしれません。解決していないので。


では、また次回。

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生きてるだけで致命傷 井伊琴 乃(いいことない) @Iikoto-nai

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