第3話 猫の病院、動物病院。

 今回は、動物病院のお話です。

 最初は連載中の『多分、エッセイ。』に書こうかなと思っておりましたが、こちらにいたしました。


 こちらに書くと、しぜんとチェリーが虹の橋を渡ったときのことも……となります。

 あちらのエッセイ。でしたら「今の動物病院さんはすごい!」という雰囲気で明るく書けるかな、とも思っておりました。

 ですが、今現在猫を飼われている方々にもご覧頂けるかもと思いまして、こちらに書かせて頂くことにしました。


 チェリーの最期につきましては、次回の予定です。


 今回は、現在の話です。


 過去の『多分、エッセイ。』にも書きました、豆ははこも含めました家族全員で通っております美容院。キレる方もいない、予約を忘れ去られることもない、真っ当なところ。


 そちらの店長さんから聞いたお話になります。


 美容院さんの近くに、動物病院があります。

 かなり遠方から通ってこられる飼い主さんがいらっしゃるくらいの動物病院で、豆ははこはなんと、と感じたのですが、動物専用のCTスキャンを完備されているのです。


 動物専用のレントゲンは一般的らしいですが、こちらはCTスキャン。

 動物専用のものなので、サイズが小さいそうです。

 店長さんが最初聞いたときには驚いてしまい、「もしかしたら、人間も撮影してもらえるのですか」と先生に訊いたそうです。

 先生の答えは「入れませんね」。


 CTの大きな輪、ガントリ(架台)と患者(この場合は患畜ですね)が横たわるクレードル(寝台)が小さいのでしょうか。

 先生曰く、「ユニットが小さい」そうです。


 そして、CT。

 動物病院のCT撮影代は正直高額だと動物病院の先生ご本人が言われていたとか。


 しかしながら、他の動物病院さんで間違って切除されてしまった患畜さんが正しい病巣や原因が来院されて、こちらの病院で原因を確認できたために治療を行えたというケースもあったそうです。


「確かに高額です。ですが、違うところを切除してしまうよりは、患畜のためには、遙かにいいことなのです」

 美容師さんに伺った先生のお言葉をできるだけ再現してみました。

 重くて、そして動物の命と真摯に向き合っていらっしゃるお言葉だと思います。


 また、動物病院は重い病気でも紹介状なしで来院できます。

 そこは人間の病院と大きく違うところですね。


 こちらの先生は夜間診療もされていましたが、現在は一般的な時間帯(ですが長めの)診療を行われているそうです。

 そして、犬と猫がご専門とのことです。

 今も、ご近所の、そして、高速道路の向こうから動物病院にみえる患畜さん、飼い主さんを救っておられるのだと思います。


 そう言えば、ペットの保険も増えましたね。年代に合わせたフードも。

 チェリーはカメムシもオニヤンマも食べず、食べるために狩るのは刺身のつまだけ、そしてウェットフードひと筋でしたが。


 あの頃は、カリカリとしたフードも少なく、ちゅー⚪などは夢のまた夢。


 きちんと診て下さる動物病院も少なかったですね。


 そういう意味ではチェリーも、実は外飼いで飼っておりました飼い犬も、予防接種や動物病院への通院がきちんとできておりました。もちろん可能な範囲で、ではございますが。

 それでも、その点はよかったのではないか、と今でも思っております。


 次話は、現在下書き中でございます。

 もしかして、公式様企画終了後になりましても投稿するつもりですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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