11 美少女の手料理(出来たて)
白米とアジの蒲焼に味噌汁、サラダとだし巻き卵がテーブルに置かれた。
「流石だな」
「一人暮らしならこれくらいできて当然です」
(うっ……結構くるなこれ…)
「結城さんが出来なさすぎるのです」
「すみません。ちゃんと練習します」
「はい。では冷めないうちに食べましょうか」
「うん。いただきます」
結城は一口ご飯をたべた。そして
「……うまいな…」
「ありがとうございます」
一ノ瀬は嬉しそうにしている
「おすそ分けの時においしいとは思ったけど出来たてはなんというかやっぱり違うな。想像以上だ」
「そうですか。嬉しいです」
「ごちそうさまでした」
「お粗末さまでした」
「改めてありがとう。これが毎日食べれるのか?」
「そうですね。お口にあって良かったです」
(これが毎日たべれるとかやばいな……)
「ところで一ノ瀬さん。スポ大なにでるんだ?」
「私はバレーボールですね。結城さんは?」
「俺はサッカーだな。そういえば一ノ瀬さんは運動もできるってきいたよ」
「そうですね。人並み以上にはできますね。結城さんはどうなんですか?」
「俺は平均くらいだな」
「私勘違いしていました」
「なにを?」
「結城さんはお喋りが苦手な方だというイメージがあったんですか普通に喋っていますし話していて楽しいですね」
「そうか?話すのが苦手なのは事実だ。でも不思議と一ノ瀬さんとは普通に喋れるみたいだ」
(それに、俺も一ノ瀬さんのこと誤解してたしな)
「俺も一ノ瀬さんのこと誤解してたよ。前見た時は友達と話している時の距離感に対して違和感をもっていたんだが、こうして話してみると全然違ったな」
一ノ瀬は驚いたような顔をした。
「いえ結城さんの言っていることは間違ってませんよ。私は人との間に一枚壁を作っていたので」
一ノ瀬の顔はなぜか暗い。
「そうなのか?今も作っているのか?」
「いえ、結城さんとは作っていません。結城さんとお話するのはなんだか楽でいい感じです」
「そうか。それならよかった」
俺は少しだけ一ノ瀬の抱えていることについて垣間見た気がした。
「では私はこれで失礼しますね。明日また連絡します。ではおやすみなさい」
「ああおやすみ」
そうして一ノ瀬は帰って行った。
「てかおれ冷静に考えればこの状況やばくないか……?」
(校内一の美少女が俺の家に入って料理を振舞ってくれた。これからその日々が続くのか……バレないようにしないとな)
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初めて自分で小説を書いてみようと思い、かきはじめました!初めてなので文章とか誤字脱字色々おかしいとおもいますがそのときは優しく指摘して下さい😊
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