07 まさかの来客

先日の一件から一夜が明けた


「おっおはよ~誠」


「…おはよ……蓮」


「お前なんか体調悪そうじゃね?」


「ん?……あぁ風邪ひいたみたい。」


「え?昨日傘もってたよな?」


「ああ」


「ならなんでだ?」


「……雨で困っている人いたから渡した…」


「お人好しだな!んでこのザマか~」


「そうだな……クシュン」


「熱はねぇの?」


「家出る前はなかったな」


「まぁそっか!体調わるくなったら早退しろよ~」


「ああそうするよ」



~2時間目~


(やばいな…クラクラしてきた……頭いてえ……)


すると

「せんせーこいつ体調悪そうなんで保健室連れて行ってもいいですかー?」

蓮が伝えてくれた。


(助かるわ……)


「ん?あぁ結城か。大丈夫か?」


「……はい」


「はやく保健室行ってこい~」


「はーい!なら俺連れていきますね~」


「頼んだぞ綾瀬」



そう言われながら俺たちは保健室に向かった。


「大丈夫か~?誠」


「……ん?…ああ」


「だいぶヤバそうだなぁ~」



保健室に着くと保健の先生が迎えてくれた。


「結城くん大丈夫??熱測ろっか」


ピピッ


「38.8度ねぇ。お迎え呼べるかしら?」


「……ああ…自分一人暮らしです」


「あらそうなの。どうしようかしら」


「先生が送って行ってあげるわ」


「……ありがとうございます」



ガチャッ

「ありがとうございました」


「いえいえ。お大事にね」


「……はい」



(ああ……やばい……とりあえず寝る…か)



ピンポーン


インタホーンの音が聞こえた気がした。


ピンポーン


(ん?誰か来たのか……)


俺は立ち上がり玄関に向かおうとして


ドンッ


「痛たた……」

盛大にコケた。


すると

ガチャッ


「あいていたんですね。すみません。すごい音がしたので心配で……で大丈夫ですか?」


顔をあげると底には一ノ瀬さんの姿があった。


「……?なんで一ノ瀬さんがここに?」


「昨日私に傘を貸して濡れながら帰ったことで風邪を引いたんですよね?」


有無を言わせない一ノ瀬さんの威圧に俺は…


「はい。すみませんでした」


即座に謝ったのであった。





「熱は何度ですか?」


「測ってないな。いまからはかる」


熱を測ろうと上着を脱ごうとすると


「や、やめてください!私が出ていってからにしてください!」


一ノ瀬さんが頬を紅く染めながら言ってきた。


「ああ……ごめん」


(一ノ瀬さんは男の体に免疫がないのか……?意外だな…)


「私お粥つくるのでキッチンお借りしますね」


「ああ。ありがとう」





「はいお粥です」


「ありがとう」


「熱は何度でしたか?」


「38.4度少し下がった」


「それで少しですか。私のせいで申し訳ないのですが言いたいことがあるので言わしてください。」


「?……どうぞ」


「まずはじめに昨日はとても助かったのですが、それで結城さんが風邪を引かれたら困ります。」


「ああ。ごめん」


「それから……なんですか?この部屋。すごく汚いではないですか。それは転んだりもしますよ」


「仰るとおりでございます……」


俺の部屋は一人暮らしな上ズボラな性格もあり相当散らかっている。足の踏み場があるのかすら危うい。





それから少したった。


「おかゆ作り置きしていますのでお腹がすいたら食べてください。薬とスポーツドリンクも置いておきます。それでは私は失礼しますね」


「ああ。ありがとうすごく助かったよ」


「どういたしまして。では」


「ああ」


(とりあえずもう1回寝よう……)







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 初めて自分で小説を書いてみようと思い、かきはじめました!初めてなので文章とか誤字脱字色々おかしいとおもいますがそのときは優しく指摘して下さい😊

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