06 備えあれば憂いなし

あれから数日後は特に何もなかった。


(まあ部屋が隣なだけだしな……)


「誠〜!模試どーだった?」


「まあぼちぼちだな」


「なに!?校内順位は?!」


「26位だな」


「!何がそれでぼちぼちだ!良すぎるだろ」


「ん?そうか?」


「そうだろ!学年何人いるとおもってるんだ?」


「40人×6クラスだから240人だな」


「わかってるのかよほんとにそれ。240人中26位はすげぇだろ!」


「まぁそうか?蓮は何位だったんだ?」


「109位だ!」


「平均以上だな……」


「これが俺のアベレージだ!てかそれよりもうすぐスポ大だな〜」


「……?スポ大ってなんだ?」


「あ、そうか誠は初めてだな。スポ大とはスポーツ大会の略称。そのまんまだな」


「……なにをするんだ?」


「男子はサッカーか野球だな。女子はバスケかバレーだ」


「……強制参加か?」


「あたりまえだろ!」


(はぁ……スポ大かあ)


「……いつ頃あるんだ?」


「5月中旬だな!」


今は4月の下旬だからあと少しか…


「まあその前にゴールデンウィークだな!遊ぼうな!誠!」


「……ああそうだな」



放課後


「雨が降ってきたな……」


今日の天気予報は晴れだったのにな。それにだいぶ降ってるし。


(授業がおわってすぐに帰るべきだったな……)



「誠〜傘もってきたか?」


「折りたたみ傘ならある」


「俺に貸してくれよ〜!」


「やなこった」


「クソ〜雨止むまで待つか〜」


「なら俺は先に帰る。じゃあな」


「ああじゃあな!裏切り者!」


「裏切りも何も事前の準備だ」







(……あれ?あれは一ノ瀬さんか……雨が降ってきて雨宿りか……)


「あ、こんにちは。結城さん」


「こんにちは。一ノ瀬さん。天気予報みたりした?」


「見たんですけど当分止みそうにありませんね」


「そうなのか。ならこれ」


俺は使っていた折りたたみ傘を渡した。


「?……ありがとうございます。でも結城さんの傘は?」


「俺なら大丈夫だ。それより早く帰らないと風邪ひくぞ。俺は先に帰る。じゃあな」


「…えっ待って」


一ノ瀬さんがなにか言おうとしていたが俺は気にせず走って帰った。



ガチャッ

「だいぶ濡れたなあ……シャワーでも浴びるか」


俺はシャワーを浴び、髪を乾かしていつものように髪を結んだ。


ーそして数分後ー


ピンポーン


インターホンが鳴った。


「はーい。今行きます」


俺はそう言いながらドアを開けた。

そして気がついた。この髪型だと……


「あ、こんにちは……!結城さんですか?」


(参ったな……)


「ああ……一ノ瀬さん……どうかした?」


「……あ、いえ。傘をお返しにと……」


「ごめんありがとう……」


「髪……結ぶんですね」


「あ、うん。家では邪魔だから……」


「そうですか」


「う、うん。あの……髪のこととか黙っといて欲しいんだけど……」


「あ、はい。わかりました。では」


「……うん」




(やってしまったあああ!)



俺はマンバンヘアを学校一の美少女に見られてしまったのであった……





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 初めて自分で小説を書いてみようと思い、かきはじめました!初めてなので文章とか誤字脱字色々おかしいとおもいますがそのときは優しく指摘して下さい😊

 ハートとか応援コメントおまちしてます!

 レビューもお願いします!








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る