02 もう1度だけ

(今日は早く起きすぎて暇だったからつい早く学校に来てしまった)


結城が教室に近づくにつれて何人か男の声が聞こえてきた。


「なあ蓮〜最近なんであの暗いやつとつるんでんの?」


「あ?人の勝手だろ〜アイツ案外いいやつだし話してておもろいぞ」


「そうかー?髪の毛ながいし顔なんかまともにみえてないしさあ。なんかキモくね?」


「それな!なんかキモいよなw」


その言葉をきいた俺は固まってしまった。


(…まあそうだよな…おれって周りからみればそんな印象だよな…)


すると

ダンッ!

「俺のダチを悪く言うんじゃねぇよ!」


蓮が大きな声をだした。


「ご、ごめんって…そんな怒ると思ってなくて…」


「…あ、いやわりぃ。おれダチが悪く言われるの好きじゃねえんだよな」


「そ、そうだよな…蓮友達思いだもんな。わるい…」


「いやきにすんな。それに結城がいいやつなのは事実だし。お前らも俺のダチだし」


「あ、ありがとう。おれも今度結城と話してみるよ」


「俺もそうしてみようかな…」


「ああ!そうしな!」


(蓮…わかってたんだ。良い奴なのは…)


俺は教室に向かうのをやめてトイレにかけこんだ。



(はあ…どうする…もう1回だけ信じてみる…か?)


(でも…人はなにを考えているのかわからない……いやばかな考えはやめよう)


俺はもう一度友人を信じることをきめた。



教室に入り席に着く前にいつもなら蓮から挨拶をしてくる。


(今日からは俺がしてみるか)


「…おはよ蓮」


「…!おはよ誠!!どしたどした名前呼びなんか…お前…まさか…すまんな俺には夏希という心にきめた女性が…」


「…っるせ!ばかなことゆーな」

蓮がニヤニヤしてくる


「冗談だよ!ははっ!これからもよろしくな!誠」


「ああ…よろしく蓮」


(…まあ…わるくないか…)


放課後


「誠〜今日こそどっかいこうぜ?」


「…ああいいよ」


「え!まじ?!おまえほんとにどした!」


「蓮から誘っといてその言い方はなんだ?」


「っとすまねぇ…ついびっくりしてな!んでどこいきたい?」


「俺このへんのことあんまわからんから蓮にまかせる」


「なら腹も減ったしムクドにいくか!」


「ああ」



「蓮くーん!迎えに来たよっ!」


「夏希…わりぃ今日は誠と遊んでくるわ」


「まこっちゃんと?楽しんできな〜!」


「…誰だまこっちゃんてのは」


「結城誠くんきみだよ?」


「はぁ…まあいいよ」


「どしたの!?まこっちゃん!悪いものでも食べた?」


「なにをいってるんだ?」


「いやごめんごめん!まこっちゃんが素直になっててびっくりしちゃった!」


「それな!今日はやけに素直だな!無愛想でもないし!」


「……」


「ははっ!元に戻っちまった〜」


「んじゃ夏希!俺は誠とあそんでくるわ!」


「うん!またね蓮くん!あ、まこっちゃんもね」


「ああまたな」

(やっぱり悪くないな…)







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初めて自分で小説を書いてみようと思い、かきはじめました!初めてなので文章とか誤字脱字色々おかしいとおもいますがそのときは優しく指摘して下さい😊

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