一度諦めた青春。でもやっぱり俺は青春を謳歌したい!!

かわポン

01 転校

 今日が記念すべき転校初日。

 だが俺の足取りは重く、心の中は不安でいっぱいだった。


「うまくやれっかなあ」


 俺はボソッとつぶやいた。


 気がつけばもう自分のクラスの扉の前

(やば緊張してきた…)

 すると-

「結城くん。はいってきて〜」


 担任の前川先生に呼ばれ教室の扉をあける。

 ガラッ-


(うわみんな俺のこと見てる…)


 前川先生が手招きをしてたのでおれは教卓の前に立った。


「今日から新学期だけど新しくクラスメイトが増えます。結城 誠 (ゆうき まこと)くんです。」


「…結城…誠…よろしく…」


 クラスの雰囲気が一気に重たくなったのを感じた。


(うん。やらかしたわ)

 すると-

「そ、そりゃ新しいクラスは緊張するよね〜!」


 前川先生がフォローしてくれた。


(ありがとう!先生…)


「…ッスね…緊張しますね…」


「じゃあ結城くんは窓側の列の1番後ろの席だから!あそこに座ってね〜」


 そう言われた俺は窓側の列の1番後ろの席に座った。

 すると


「よっす〜おれ綾瀬 蓮(あやせ れん)よろしく〜」

 チャラいイケメンの男-綾瀬蓮が話しかけてきた。


「…ああ」

 俺は短く素っ気なく返した。友人たちに裏切られた俺は人間不信になりうまく話せなくなってしまった。


 そんな事は知るはずもない蓮は


「そんなにかたくなるなって〜まあまあこれからよろしくなー!」


「…ああ…よろしく」


(やっぱりそう簡単にトラウマ乗り越えれるわけないよな…)


 

転校して数日はクラスメイトも俺の席に来てくれて話しかけてくれたが俺のそっけない態度のせいか今では誰も話しかけてくれなくなった。


 が連だけは違った

「結城〜どうよ転校してきて何日かたったけどクラスの感想は?」


「…まあまあ」


「そりゃよかったぜ!んで気になる子とかできたか?」


「…できるわけないだろ」


「可愛い子とか興味ねぇの?」


「外見には興味ない」


「嘘つけ〜ほらあの一ノ瀬さんはどうだ?」


「…まあ可愛い…な」


「だろだろ〜でもまあ夏希が1番可愛いけどな!」


 蓮が言った一ノ瀬 華恋(いちのせ かれん)さんは同じクラスメイトであり学校一の美少女といわれている(らしい)。

 そして夏希は蓮の彼女である夏川 夏希(なつかわ なつき)である。


「ところでさ結城前見えてんの?髪きらねぇの?」


「…人の勝手だろ」

 俺の髪は長い。前髪は目を隠すほど長く前も少し見づらい。


「ははっ!ちがいねぇな!…ところで結城〜授業終わったことだし今日こそどっかいかね?」


「…いやいい」


 蓮はここ数日俺の事を気にかけてくれて遊びにも誘ってくれているが俺は断り続けている。


(良い奴っていうのはわかってるんだ…わかっているけど…怖いんだ…)


 すると

「蓮くんー!!会いたかったよー!!!」

 大きな声が聞こえてくると共に女の子が蓮に抱きついた。


「夏希〜!俺も会いたかったぞー!」


 2人は人目も気にせずイチャついている。


「あ!ごめーん!お話中だった??」


「問題ないぜ!あ、改めて俺の彼女の夏川 夏希」


「夏川 夏希です!よろしくねっ!」


「…結城 …誠…よろしく」


「ははっ!結城は無愛想そうだけど案外良い奴だから」


「人見知りってやつ〜?かっわいいー!」


「……」


「ははっ!緊張すんなって!」


「…してない」


「嘘つけ嘘つけ〜!」


「……」


「蓮くん!そろそろ帰ろっ?」


「ああそうだな!じゃあな結城!」


「ばいばい!結城くん!」


「…ああ…またな」


(俺も帰るか…)








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初めて自分で小説を書いてみようと思い、かきはじめました!初めてなので文章とか誤字脱字色々おかしいとおもいますがそのときは優しく指摘して下さい😊

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