究極の主観視点から始まるお話は、主人公が誰なのか何をしようとしているのか、最初は何も分かりません
けれど、読み込んでいくうちに主人公の感情の渦の中から共感できる気持ちが見つかって、だんだん自分の中で想像が膨らみます
夕焼けの時間帯に潜むノスタルジーも、味を出していてありがたいです
また、たんぽぽを摘む、たんぽぽを捨てるという動作から、私は主人公の心の細やかな動きを受け取ることが出来ました
独特の曖昧さが余白を残し、2人の行動や変化を強烈にしている所がイイですね
作者からの返信
炸裂餅さん
コメントありがとうございます。
すごく丁寧に読んで頂いた感じが伝わって来ます。
特に、たんぽぽの描写? 隠喩? への言及、嬉しいです。ラストについても、「イイ」と言って頂けて、やっぱり嬉しい。
ニンマリさせて頂きました。
読んで頂きありがとうございます。
真花
こういう感じ、とても好きです。「僕」の内面は、ほとんど語られないまま、具体的なシーンの緻密な描写で、その背景を読み手に想像させるような。そんな作品だから(と、私は思うのですが)、この作品のタイトルは「たんぽぽ」しかあり得ないと、そんなふうに感じました。とてもおもしろく読みました。
作者からの返信
@sakamonoさん
「とても好き」、ありがとうございます。この作品は現在の私のやりたい形ができたな、と自分で思える作品なので、好きと言って頂くとすごく嬉しいです。
タイトルが「しかあり得ない」と言うのも嬉しいです。タイトルは結構毎回つけるのに苦慮します。ですが、この作品はスパンとタイトルがすぐに決まりました。恐らく私にとっても、しかあり得ない、だったのだと思います。
読んで頂きありがとうございます。
真花