フェスティバルの後で


僕は何のために生きてる


君のために


僕の心の部屋は君のためにしか使えないとわかった


最期に私から生まれた小さな愛に気づいた


君に届きますように






夢を見たのね


憧れにても伸ばせなくて


傷つかまいかと怖がってばかり


完璧になんてできないのと知っていても掴みたい自分


何年も何年もウジウジして同じ繰り返し飽きたでしょう


もう叶わなかったと諦めてもいいよ


まだ叶うと信じてもいいのよ


どっちでも


そこからまた始められるのよ


私が肯定してあげる


その見た景色が大切よ


夢見れなくても大丈夫


生きて生きて生き抜くのよ


私が証明したいのよ、その生きた軌跡を




誰かのために歌を歌って


孤高に咲いてる花みたいに、


やさしさを余すことなく捧げて


自分が枯れて朽ちるまで


そうやって生きて生きたいのよ


誰かの励みに癒しになればいい


私がいなくなってもひとりでもしっかり歩けるまで




泥がついた下ろしたての靴


靴擦れがもう心地いいくらいで


くだらない楽しい歌


曇り空の気持ちいい季節


夕暮れの海


それぞれに笑い会うの私たち


同じ場所に同じ風が


そよいでは揺れる髪の毛


胸に残る愛しい影


最後の花火までいれなかった彼


新しい思い出についていけなくて


さようなら今年初めての花火


さようなら平成最後の夏




もう好きなのかわからない


安心するそれだけ残ったの


悔しいくらいまっすぐで


身を削いでまで




かわいいと言ってくれた誰かを穿って見てさ、捻くれてたの


中身を見ないくせに何がわかるんだなんてさ


ただの褒め言葉にさえ、感謝できなかったのよ。


あの子みたいに素直で可愛い人になれたらなと心のどこかで思ってたんだろうね








すぐに虚しさにたどり着くから


こわい


好きな気持ちが枯れること


心の火が消えること

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