ただそれだけのこと

好きな気持ちにぶつかる度


どうも真っ直ぐな私は止まれなくて


燃やした気持ちは跳ね返ることもなく


ふんわりと返されるだけでは 空しくて




物わかりいいふりしてたんだろう


心の奥では望んでるのに


好きで十分だなんて丸め込まないで


直接好きをぶつけてほしい


この耳に この目に


あなたをあなただけをいっぱいにして欲しい




今度は本気で願ってる


もう同じような道は辿らない


私もしあわせになる権利持ってるんだよね?


なら一層誰かに渡したりしたくないよ


この気持ちも この瞬間も




あなたと重ねた思い出は楽しいだけではなくって 


少しずつ寂しくて 少しずつ空しくて


毎日どこかであなたが心にいて


私の穴を埋めていたような気がしてた


知らぬ間に私の生活に馴染んでた


あなたの望んでいる人に近づくことばかり考えてた




自分自身から遠のくのは


あなたから離れていくようで


手を繋いでほしかった


笑い返して欲しかった


ただそれだけのこと


ただそれだけのこと


好きだったうちに叶わなかったこと


ただそれだけのこと

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