余談:闇に葬り去った検索履歴

ハガキ職人時代より後の話になります。どちらかというと、ごく最近の事かな??

(年配者の言う「ごく最近」のスパンはだいたい5~15年くらいあります念のため)


人生で何度目かのどん底に嵌ってしまった時、たまたまつけていたTVに漫画家の蛭子能収先生の姿がありまして。


MCの方にコメントを求められたときに返した言葉がとても印象的で、当時の私にぶっ刺さったのでここに記しておきます。


質問の内容は「嫌なことがあったり、嫌いな人にはどう対処しますか?」

というような感じのものだったと思います。


先生の回答は、


「嫌いなやつは、漫画の中でひどい扱いにしちゃえばいいんですよ。それも、頭に包丁刺したりとかとか、ひどい扱い方で・・・」

※直接的な表現があまりにも・・・でしたので、やんわりとぼやかしておきました。ご了承ください。


あの、ほんわりとしたいつもの笑顔で。



そうだ。


嫌なことがあったら、作品に落とし込めばいいや!


先生のこの一言で、私の中の何かが、ぷっつりと弾けました。


元来「何を書くかを思考」ではなく、「たまったものを吐き出していく」スタイルでの執筆作業が主体だった私にとって、当時内部に渦巻いて押し寄せていたものはほとんどが、「できれば世の中に出さないほうがいい」感情のダークサイドでした(犯罪者に近い思想がぐるぐる)。


というのも、環境要因に加えて持病の関係で闇落ちしやすくなっていた(うつ症状に近い感じになるがうつ病ではない)せいもありました。


表出させてはいけない、かと言って、このまま溜まり続けると(自分の精神的な面が)ヤバい結果になりかねない(さらに、持病の悪化も助長される)。



抗えない闇にのまれつつある窮地に差し込んだ一筋の光・・・ともいえるありがたいお言葉。


ここから、私の創作人生最大にして最凶の、"甘んじて闇を受け入れて飲まれてしまおう"という開き直り的創作の日々が始まりました★



なんや、結局抗えんかったんや。


そんなツッコミが聞こえてきますが、それはもう、しょうがないんです。

個人の頑張りだけではどうしようもない時、人はあえて運命の大いなる流れを受け入れるという、究極の選択をしてしまうのです。

人間って、本当に弱いよね☆


いっそのこと、どん底からもうどうせならとことん底の底まで行ってやろうじゃないか。

壊れてやろうじゃないか。


そんな変な勢いのまま、今思い出しても黒歴史どころか汚点でしかない(しかし自分の弱さを潔く認められて向き合えた)創作の数々が生み出されていくのでした。



ちなみに。

その際さんざん利用した検索履歴の数々(そしてヤバいファイル類)は、PC本体とともに闇に葬られました(合掌)。


警察官に押収されたらマジのガチで犯罪者確定になる。


windowsのバージョンが低くて助かったぜ。

※onedrive未実装


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