僕たちの本
あの日からの君と僕
あの日、僕(
に一世一代の告白をし、付き合うこととなった。
まさかの両思いからの告白?だったので電車の中でのロマンチックな雰囲気のかけらもないような告白だったが、まあしっかりと思いを伝えられたから良しとしよう。
ところで…付き合うってなんだろう。
僕はいろいろな本を読んできたので、もちろん恋愛小説だって読んだことがある。
(恋愛小説と言ったら舞姫(森鷗外)、それから(夏目漱石)、初恋(島崎藤村)…
いややめておこう。ここらへんは全く参考にならない。そもそもの世界観や価値観?が違いすぎる。)
『月が綺麗ですね。』なんて言われて『あなたが好きだ。』なんて解釈できる人はそうそういない。
ということで最近流行りの恋愛小説(新人作家の人はだいぶわかりやすいのが多いと思う。)を読んだ。
でも本当に全くわからない。
だってそんなに隣の家に同級生の女子の友達がいるとは限らないし、親の仲がいい幼馴染の女子がいるのも、そんなにドラマチックな出来事が起こるのもあまりない。
いや、あり得ない。(実際にはあるらしいけど)
ましてやこんな平凡な高校生には参考にならない。
そんな事を考えながら今日も一日何事もなかったかのように普通に過ぎていく。
そんな中、付き合ってから変わったことはしっかりと、登下校を待ち合わせしていくことにしたことだ。
今までは偶然?一緒になって登校していたが、しっかりと時間を決めるようになった。
まあそんな些細なことでも変化は変化だ。
どんな小さな一つの変化でも地理も積もれば、時間も経てば大きくなる。
結論・答えはない。
というか今の僕にはわかり得ないことだ。
さあ物語の続きを作っていこうか。
↑ (キザなセリフを入れてみたけど絶対に僕には似合わないと確信した。)
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