●トリガーシーン:プラン・タイムダウン(マスターシーン)
●トリガーシーン:プラン・タイムダウン(マスターシーン)
◆解説
クライマックスシーン内で進む特殊なマスターシーン。陸条康太、クチナシ、春日恭二の3名が作戦を開始し、見事ランドマーク内に設置された信号増幅装置を破壊する。
▼描写
場面はN市ランドタワー近辺。
タワーの麓には護衛のスレーブジャームが蔓延っており、それはまさしくひとつの軍団と表現しても差し支えないほどの戦力だろう。
ストライクハウンドを持ったとしても、これを突破するのは容易ではない。
しかし、ランドタワーに設置された信号増幅装置の破壊のためUGN、FH、ゼノスの3陣営によって構成されたチームが作戦を開始しようとしていた。
▼セリフ:陸条康太
「まさか、ゼノスだけでなくFHとまで戦線を共にする日が来るとはな」
▼セリフ:春日恭二
「ふん、今回だけだ。私の覇道のため、今回は手を貸してやっているだけに過ぎん。精々この私の足を引っ張らんことだなヒヨッ子」
▼セリフ:陸条康太
「はんっ! こちとら生まれた直後からオーヴァードやってるんだ! 寧ろロートルおじさんは休んでもらってても構わねぇぜ?」
▼セリフ:春日恭二
「抜かせ。私はまだまだ現役だ。青二才などに遅れを取るつもりはない」
▼セリフ:クチナシ
「……大変な事になってきた。アタシ、上手くやれるのかなぁ……マスター……」
▼セリフ:春日恭二
「……何だ貴様、その震えは。まさかFHともあろう者が怖気づいた訳ではあるまい」
「今一度思い出せ。貴様の願い、欲望とは何だ?」
▼セリフ:クチナシ
「アタシの、欲望……」
「アタシは……」
そこで思い出されるのは、今のマスターと駆け抜けた数日間の出来事。PC2との思い出が、いつの間にやら彼女の中で宝石のような輝きを放っていた。
「アタシ、マスターともっと色んな事やってみたい! 色んな場所に行ってみたい!」
▼セリフ:春日恭二
「ならば、怖気づく暇があったらその欲望に向けて貴様の覇道を突き進め。時も機会も、貴様を待っていてはくれんぞ」
▼セリフ:クチナシ
「わ、わかったっ! やってやる、やってやるぜマスター!!」
▼セリフ:陸条康太
「……へぇ、おじさん格好いい所もあるんだ」
▼セリフ:春日恭二
「おじさん言うな。私だって、後進のためにアドバイスを贈ることだってある」
▼セリフ:陸条康太
「少し見直したぜ、ディアボロス」
▼セリフ:春日恭二
「貴様に見直されても嬉しくないわ! そんな事よりも前を見ろ小僧。くるぞ!」
▼セリフ:陸条康太
「言われなくても!」
そこで彼らは息を整える。3つの陣営が共闘するという可笑しな状況ではあるが、自分のなすべきことは変わらない。小さなホログラムとして春日恭二の肩に座っていた都築京香が始まりの鬨を告げる。
▼セリフ:プランナー
「作戦時間です。皆さんの健闘を期待します」
▼セリフ:陸条康太
「OK! さぁて、それじゃあそこを通してもらうぜジャーム共!」
「着装!」
陸条康太が天へ手を掲げると眩い光が彼を包み込み、白と金色に包まれた外部装甲が現れた。
これこそが彼の戦闘装束。少しくぐもった声で彼は宣言する。
▼セリフ:陸条康太
「――そこは、俺たちの道だ!!!」
マスタースレーブの操るジャームたちと、今を駆けるオーヴァードたちの小さな全面戦争。
その火蓋は切って落とされ、そして、彼らは見事やり遂げた。
ダウンタイム。クチナシのハッキングにより扉のロックは無効化され、ジャームを操るための増幅装置は破壊された!
これで、彼に刃が届く!
※ここでシーンを切り替え、再びPCたちとマスタースレーブの場面となる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます