クライマックスフェイズ

●シーン15前半:アナムネシスメモリー(PC①)

●シーン15:アナムネシスメモリー(PC①)

◆解説

 PC全員登場。クライマックス戦闘。マスタースレーブの操る無数のジャームが、暴走する榛名愛花に立て続けに襲いかかり続ける中で主人公たちが登場する。今更何をしても遅いとPCたちを鼻で笑うが、トリガー:プラン・タイムダウンのイベントにより信号増幅装置が破壊されることで、マスタースレーブが大きく弱体化した状態で戦闘へ移行する。


▼描写

 君たちは此度の事件の中心。暴走を続ける愛花の元へ向かう。

 現地に到着した君たちが目撃したものは、まさに凄まじい光景だった。

 暴走する愛花に向けて大量のジャーム達が襲いかかるも、彼女はそれを片っ端から殺戮していく。

 愛花を暴走させ、惨劇を創り出した張本人であるマスタースレーブは、小馬鹿にした様子で君たちの前に現れる。


▼セリフ:マスタースレーブ

「いよう、重役出勤お疲れ様だ。まさかあの衝撃波を食らって生きているとは思わなかったぜ」

「ゴキブリもびっくりな生命力だ」


(PCの反応を待って)

 君たちの言葉を鼻で嗤い、彼は勝ち誇った笑みを浮かべる。


「しかし、今更何をしに来たんだ? パンドラは既にインフィニティコードで暴走中。いつジャーム化してもオカシクない」

「そうなればアナムネシスの叡智は俺たちのものになる!」

「そして人類は数十万年の垣根を超えて、漸くネクストステージへ進む!!」

「俺を殺したってもう止まりはしない。今更なにができるってんだ!!!」


(PCの反応を待って)

「お前たちはN市を救えず、パンドラも救えない」

「ましてや、俺を倒すだって?」


 その言葉を皮切りに彼の雰囲気が変化する。パチンと指を鳴らすと、周囲に潜伏していた大量のジャーム達が君たちの前に立ちはだかった。


「この物量の差で、どうやって俺を倒すのか言ってみろよ!!」


(PCの反応を待って)

「――なに?」


 その時だ。遠くから何かの爆発音が響き、マスタースレーブが周囲を見やる。

 それは彼が信号増幅装置を設置していたランドマークタワーから響いていた。

 ランドマークからは火の手が上がっている。

 そう、彼らはやり遂げたのだ。

 ……時間は少しだけ巻き戻る。

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