●PC④:それは過ぎたる叡智
●PC④:それは過ぎたる叡智
◆解説
他のPCは登場不可。PC④が都築京香から「アナムネシス」の危険性を聞かされるシーン。
アナムネシスの名の起源と、それの危険性、そしてワクチンが今はまだ実用段階でないことを改めて都築京香から説明させる。加えてUGNかFHに「アナムネシス」のデータか抑制剤があることを説明し、それを完成させて榛名愛花の「アナムネシス」を休眠状態にせよと指令を出してシーンを終了する。
▼描写
君はゼノスが所有する大図書館で任務の詳細を受けていた。
一通りの説明の後、“プランナー”都築京香は年不相応な笑みを浮かべる。
▼セリフ:都築京香
「アナムネシス。これは人間にとっても、我々レネゲイドビーイングにとっても希望になりえる力を秘めています」
「しかし、それは今よりも未来のこと」
「……アナムネシスシンドロームは、まだ人類にも私達にも過ぎたる叡智です」
「問いに対してすぐさま答えを導き出すのがアナムネシスの特徴ですが、これは未だ私達が理解できない知識を導き出す可能性もあります」
「コントロール不能な知識ほど恐ろしいものはありません。加えて侵蝕率の上がり幅が異様です」
「並みのオーヴァードであれば少量摂取しただけですぐさまジャーム化してしまうでしょう。ジャーム化を避けられるのは、ほんの一握りの適合者のみ」
「そこであなたには、覚醒しつつあるアナムネシスを休眠させるワクチンを作成して欲しい」
「しかし、我々ゼノスのワクチンは実用段階に至っていません」
「ですが、まだ手は残っています」
(PCの反応を待って)
「アナムネシスは過去、UGNの研究施設にて活動抑制剤のアンプルを開発中に、FHへ被検体とデータを奪われています」
「レネゲイドが関わるところに、縁あるものは引き寄せられる」
「UGNかFH。どちらかの陣営が我々の知らぬアナムネシスのデータ、もしくはアンプルを所持している可能性は高い」
「他陣営と協力し、アナムネシスを休眠させてください」
(PCの反応を待って)
「我々。これは人類でもレネゲイドビーイングでも、高度なレネゲイドコントロールかもっと高度な演算能力を得られた時に、アナムネシスは我々と共存を始められる」
「今はまだ早すぎるという話です。薬と毒は表裏一体」
「アナムネシスシンドロームが我々の|知識“ちから”となる日を楽しみに待ちましょう、PC④」
──これが、プランナーと君の間に取り交わされた秘密。
レネゲイドの知識と進化を模索するための一手だ。
◆結末
PCの反応があればそれを描写し、□判定「アンチソフィーヤ・アンプルを完成させろ」【トリガー:アナムネシス】を公開してシーンを終了する。
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